国語の勉強と電子辞書・・・【学習塾】

中学2年生の指導をしていて、「うわぁ!」と思ったことがありましたので、今日のブログに書きます。

中3はもちろん入試対策真っ最中なのですが、中1・中2も「学年末試験対策」に本日から突入しました。

KOSHIN学院では、普段は「英語と数学」を中心に指導しています。そして試験が近付くと「理科・社会・国語」の勉強も始めます。

これには2つの大きな意味があります

英語や数学は「積み重ね」の学問なので、前の単元が分かっていないと次の単元ができません。

特に数学では「比例反比例」が分かってない生徒には「一次関数」は理解できません。一次関数が分からない生徒に「二次関数」は理解できません。

こうした積み重ねの学問の最たるものは「英語・数学」だと考えています。ですから普段は「英語・数学」を中心に指導しています。

もうひとつの大きな意味は、「勉強の仕方」を教えるのには「数学と英語」が教えやすいし、生徒も理解しやすいからです。

英語だったら

新出単語(分からない単語)→基本的な文法→教科書の本文訳→教科書本文をCDで何度か聞く→音読する→単語の暗記テスト→

ここまでやって「教科書の内容を十分理解してから」ワークなどの問題に取り組むみます。

ところがギッチョンチョン

新しく入塾してきた生徒の99%は「勉強の仕方」など全く習っていません。

学校の授業では「これは、こういうことなんですね!」という指導はしますが、具体的な「勉強方法」について指導する先生はほとんどいません。

パンを与えれば1日生きられる、作り方を教えれば一生食べられる

その問題を教えれば、「その問題だけ」解けるけど、「勉強の仕方」を教えれば全ての問題が解けるようになります。

しかーし!

勉強の仕方」をきっちり指導している先生は意外と少ないんです。

今日の中2の出来事!

中学2年生数名が一生懸命国語のワークをやっていました。国語のワークってたいてい最初に「漢字」が出てきます。

その中2生達は「電子辞書」を使って漢字を調べていました・・・
※しまった! 私の指導が中2生に届いていなかった・・・

そのことに気がついたので、すぐに中2の子達だけ集めて次のことを説明しました。

*******以下話した内容******

君達はなんのために、そのワークをやっているのですか?
※答えられる生徒はいませんでした。

ワークって「教科書の内容を理解しているか確認」するためにやるんだよね。

みんな、ワークをやる前に次のことをやったかい?

  1. 教科書に出てくる新出漢字や、分からない言葉の意味を調べたかい?
  2. 国語の教科書の「本文訳」はやったかい?
  3. 教科書の本文を音読してみたかい? 全部正しく読めた?

と生徒達に言うと、実は誰もやっていませんでした。

教科書に出てくる漢字を正しく読めて、意味がわかって、書けるようになっているかチェックするのに、教科書の内容も把握しないまま、いきなり電子辞書で漢字を調べるのはおかしいよね。

******おわり*******

例えば「英語」だったら、分からない単語があったら本文の意味なんか分かるわけありません。

ですから普段からノートに本文を書かせて、「自分のチカラ」で訳させています。
※学校で配られた本文訳プリントをそのまま写してくるような子は、私にすごく叱られます。(意味ないじゃん)

実は「国語」だって同じで、新出漢字はもちろん、本文中の分からない言葉など調べるのは当然なんですね。

問題を解く前の準備をすることが大切です!

そういうことを何もせずに、いきなり「わかりません」とかいう生徒には私は問題を説明しません。やるべきことをしっかりやったうえで質問しに来てください。

そしーて!

やるべき準備」ができている生徒は、「何を質問したら良いか」も分かるんですよ。

準備をしていない生徒は、問題を見てもサッパリなので、無駄に時間を潰し始めたりします。

当たり前のことを確実にやることが大切!

確かに新出漢字や新出語句などの意味も分からず、なおかつ本文も読んでないまま問題を解こうとしたって、解けるはずがありません。

ひどい生徒になると、「英語の長文読解問題」で、「長文の文章」の内容を把握もせずに、

「この問題わかりません。」

とか言ってくる子たちがいます。

私が「本文訳してみたの?」と聞くと、「やってません」と返事する子もいます。

そりゃ、できっこないよね!

頭にくるを通り越して、あきれ果ててしまいますよ。

ちょっと待った!

ねぇ、ねぇ、中2になるまで、こんな基本的なことを誰も教えてくれなかったの????

はっきり言っちゃおうかな~・・・・

この子たちを教えてきた先生達は何をしてたの???

でもね!

KOSHIN学院に来て、私に言われたことをしっかり守って勉強すると、こういう状態だった生徒でもすごくできるようになるんですよ。
※だから私は塾をやめられないの・・

ただーし! 条件が!

私に言われたことをしっかり守って勉強することです!

言われたことをやらないのだったら、そもそも塾なんか行く意味ないからね!
※KOSHIN学院だけじゃなくて、どんな塾でもです。

しかーし!

私に言われたことを、ほとんどの生徒は一生懸命頑張ってやり始めます。

そして「勉強が分かる」ようになると、少しずつ勉強が楽しくなってきます。

こうなればシメたものです。あとはドンドン自分で勉強できるようになります。

そうなってくると、私から「もっと良い話・ためになること」を教えてもらえるようになります。

ぜひ皆さん、そういう生徒に成長してください。

あ! これって試験勉強だけじゃなくて、「社会人」になってからも同じですから!

それでは今日はこの辺で。また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張っている生徒をトコトン応援する学習塾です!】

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。