中1・中2生。3月は思ってるよりずっと重要!・・・【学習塾】

今日から地元の中学校の学年末試験が始まりました。既に公立高校入試も終わってますので、この学年末試験が終わると「塾の先生が暇になる」と思っている方が多いのですが・・・。

ところがギッチョンチョン

実は私にとっては「3月」こそが一番大変で、大切な時期なんです。

もちろん「経営者」とては「生徒募集」の時期ですし、あの面倒くさい「確定申告」もしなければなりません。しかーし!

授業も3月が一番大変なんです!

KOSHIN学院の地元の中学校では、「前期・後期の二学期制」を採用しています。これがなかなかくせ者でして・・。

2月の20日頃に「学年末試験」があります。次の試験は「6月の前期中間試験」までないんですよ。

この間まる3ヶ月以上試験がないんです。最も試験と試験の間があく期間なんです。

さらに、中学校では「3月」「4月」はそんなに授業が多くなくて、生徒達も気を抜きがちです。

しかーし!

学習塾」の立場からすると、こんなに「美味しい期間」はありません。

学校の授業が、そんなに先に進まないということは、「学校の授業のペースに合わせなくて良い」ということですから。

ということは、「塾のペース」で指導ができる唯一の季節とも言えるんです。

毎年集まってくる生徒は違いますし、その年によって学力も様々です。

KOSHIN学院の「新中3生」(現中2)は、中2になってから塾に通ってきた生徒が多く、「中1の学習内容」がスッカラカンに抜けている子が多いんです。

一生懸命頑張る子達なのですが、なにせ基礎ができてない子がいます。

こういう生徒に「基礎学力の再構築」をできる期間は「」しかありません。

  • 英語だったら基本的例文や単語を覚え直しするチャンス。
  • 数学だったら基礎的な計算問題をしっかりできるようにするチャンス。

基本問題を復習させたいと思っても、やはり「定期試験」がありますと、学校の授業のペースに合わせざるをえません。

なかには、超優秀で「学校の勉強程度なら自分でできるので、もっとレベルの高いことを教えてください。」なんて言う生徒もいますけど、そんな生徒はほとんどいません。

そこで今年度の中1・中2生には、中1なら英語の例文を130個。中2ならそれに加えて150個。合計280個の文章を暗記してもらうことに決めました。

生徒達に話したところ、もっと嫌がられると思いましたが、意外にも「おもしろそう!」なんて言ってくれる子が数名しました。

その生徒の「ひと声」で、最初は苦笑いしてた生徒達も「よし! やろう!」と言い出してくれました。

途中から入塾した生徒のほとんどが、「基礎が抜けてる」のです。そしてそのことを「生徒自身」も分かっているのです。

そもそも「英語の文」を覚えていないから、並べ替え問題もできないし、単語も書けない。それなのに文法的なことを言われてもチンプンカンプンなんですよ。

そういう生徒達が、「基礎を再構築」できるのは「この時期」をおいて、他にありません。

もちろん「暗記」させることが、全ての生徒に有効とは申しません。「そんなのはできるよ~!」という子もいるでしょう。

しかーし!

KOSHIN学院の中1・中2には絶対に必要だと感じました。生徒達も全員納得してくれました。なので少し大変だけど暗記してみようと思ってくれたのです。

暗記ってすればするほど、たくさん覚えられるようになる!

例えば「現時点の小学6年生」に英語の単語を覚えさせると、5つくらい覚えるのに、1時間以上かかってしまう子がたくさんいます。

10個覚えてこい!」なんて言うと、できなくて塾を辞めたいなんていう子まで出てきます。

小6の時に、そんなことを言ってた生徒が、今は中3になりましてね。入試直前に「英単語400個」覚えておいでと言ったら、1日で全部覚えてきました。

すなわち、暗記って上達するということなんです!

よく中途半端な評論家気取りの人が、「丸暗記」は良くないなんてほざいてますけどね。

人間って「覚えてないこと」は使えないんですよ。

いろいろな知識を詰め込んで、必要に応じて「これとこれをつないで」とか工夫して使いこなすのです。

ちょうど「料理の材料」に似ています。これとこれを組み合わせると美味しいというあれです。

例えば豚肉を見たことも食べたこともない人が、豚肉に何を付けて食べたら美味しいかなんて、イメージできませんよね?

最近は小学校・中学校でも「暗記させる」ことが減っています。これが「低学力化」の大きな一因です。
※もちろんこれだけではありませんが。

もう一度繰り返します!

暗記ってすればするほど、上達します!

英語の試験の時に、正解は「サンデイ」だと分かっても、「Sunday」と書けなくて不正解になった生徒がたくさんいます。

公立高校入試を終えたばかりの生徒なら、その気持ちがよく分かるのではないでしょうか。

こうした基本的な学習をさせてあげるチャンスですから、私はすごく忙しいのです。

それでは今日はこの辺で。また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する学習塾です!】

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。