長方形や三角形の面積を求める公式を知らない中3・・・【学習塾】

めちゃくちゃ腹が立ちました。生徒にではなく「自分に」です。もう1年以上教えている生徒が小学校で習う長方形や三角形の面積の求め方を尋ねると「わかりません!」と答えてきました。それも「1人」じゃなくて「3人」も・・・。

もうね、目の前が真っ暗になりました。

この子達を高校に入れなければならない・・・。

ひし形や台形の面積が言えない子はこれまでも何名かいたけれど、まさか「長方形」(たて×よこ)を知らない中3がいたとは。しかもKOSHIN学院に・・・。

もっとも「かけ算の筆算」ができないのに、医療事務の専門学校に通っている子がいるという話を聞いたことがあるので、そんなに驚くこともでないのかもしれませんけどね。

まぁ、確かに「分数の計算ができない大学生」もうじゃうじゃいるようですし。

圧倒的に基礎学力が不足しているから

長方形の面積を求める公式も分からない子が、中3の授業を聞いても分かるわけないよね。

そうするとどういうことが起きるか?

  • 授業がさっぱり分からないから、授業中おしゃべりしたり寝ていたりする。
  • 忘れ物やら私語が多く教師に叱られてばかりになる。
  • 教師がそういう生徒を叱る度に授業が中断され、真面目に頑張ってる子の迷惑になる。
  • 勉強しろ!と言われても何も分からないからスマホでゲームばかりになる。

はっきり言っちゃおうかな。

こういう生徒は周りに迷惑をかけているのです。

私は生徒を募集する際に「学力」は問いません。お勉強苦手でも「絶対にできるようになってやる!」という強い気持ちを持っている生徒は、必ずなんとかなりますから。

しかーし!

いくらなんでも、中3にもなって「長方形の面積の公式」を言えないのは・・・。あと5ヶ月弱で入試ですよ。。。

2017年公立高校入試まであと148日です

さすがの私もピリピリしてきました。

にもかかわらず、暢気な顔しておしゃべりしていて、休み時間に平然と寝ているとは。あきれかえってヘソで茶が沸いちゃいますよ。

さすがに「自分がおかれている状況分かってるのか!」と叱りました。

しかーし! 一番腹が立ったのは「自分に対して」でした。

KOSHIN学院に通って一年以上経つのに、「長方形の面積」も教えられていなかった自分に・・・。

こんな風になっても「塾に預ければどうにかしてもらえる」と思っているお母さんがいたら、お母さんを怒鳴りつけたいくらいですよ。

もっとも、そういう子でも90%くらいの確率でなんとか高校に入れてきたのだけど・・。本人が腐ってる場合はどうにもなりません。

そうならないためにはどうしたら良いか?

やはり「小学校低学年のうちから」の準備が必要です。こうした生徒は小学校低学年の時に、すでに他の生徒より学力が劣っていることが多いです。

うちは公文に行ってるから大丈夫!

確かに公文式は小学校低学年の生徒には、有効な教育のひとつだと思います。

ただし!

週に1~2回、1時間ずつ座っているだけでは絶対に勉強ができるようになりません!

親が毎日最低でも30分つきっきりで、勉強させることが大切です!

いつも言ってるけど、「小学生」に「自分で勉強しろ」と言っても無理ですから。
※なかには自分でできる優秀な子もいますが・・・。そういう子は既に勉強の習慣や仕方が身についているのです。

こうした生徒に「あれも・これも」やらせようとしても無理です。私なら徹底的に「算数」に絞ります。
※ひとつ絶対的に自信を持てる科目を作ることが大切だからです。

中学生になってしまうと、どうしても「一教科にしぼる」のは無理です。「試験」がありますからね。

ですから「小学校低学年」のうちから「親が自分で面倒みる」しかないのです。

だってさ、お大臣様じゃあるまいし、幼小の時から専属の家庭教師ってわけにいきませんよね?

優秀な東洋人が大勢日本に勉強しに来てます

東洋の他国からの留学生はものすごく真面目に日本語を勉強しています。日本語だけでなく「日本の文化」「日本の技術」などを積極的に学んでいます。

私の知人が「ミヤンマー」に出張で行っているのですが、ミヤンマーの青年達の「学ぶ姿勢」は、ものすごく素晴らしいと言ってました。

日本の若者が嫌がってやらないことも、彼らは非常に真面目に取り組むので、仕事を教えていても、とてもやり甲斐を感じるのだとか。

おそらく、あと数年もしたら「あなた日本人なのに、日本のこと何も知らないのね!」という外国人が大勢出てくるでしょう。

日本の会社内で「ミヤンマー人の上司に、こき使われる日本人」というのもあるかもしれません。もしかしたら既にそうなっている企業もあるかもしれません。

このままじゃ「日本は滅びちゃう」と言っても言いすぎではないでしょう。

勉強しないで、スマホでゲームばかりしていて、それでいて「高校に行きたい」と言う。それを見ている親も「せめて高校だけは!」と高い月謝を払って塾に通わせる。

それで成績が悪ければ「塾のセイにする」んですよ。

確かに「ろくでもない塾」があるのは事実ですけどね。

でも小学校低学年からきちんと勉強させないと、その「ろくでもない塾」に「オカネをむさぼり取られる」のですよ。

いくら私だって「長方形や三角形の面積」を求められない子に、中3で習う「二次関数」「三平方の定理」「相似の証明」を教えるのは無理というもんです。

まぁ、「計算問題」だけでもできれば入れるという高校があるのも事実だけど・・・もっと言っちゃうと応募者数が定員以下なら全員合格できちゃうんだけど・・。だいたいそんな子は「高校中退」しちゃうことが多いんだけど。

繰り返しちゃうんだけど、「かけ算の筆算」もできない子が「医療事務の専門学校」なんか行ったって、ムダだと思いますよ。

勉強できないなら、「体力」でも鍛えた方が良いですよ。

ただね! あきらめちゃだめですよ!

勉強できなかったのに、その後頑張って塾の先生になって、しかも独立して自分の塾を作って、もう22年以上塾をやってる人がここにいるんですから。

今はできなくったってさ、「本気でできるようになるんだ!」と思ってる子は、必ずできるようになるから!

ただ、勉強できないからって他の生徒の迷惑になることばかりしてる人は、勉強以外の道を探した方が良いかと・・・。

それでは今日はこの辺で。また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン可愛がる学習塾です!】

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。