頭が良くなりません。中1女子です。 ・・・【学習塾】

家庭教師の先生に教えてもらっても、いざテストになると解けなくなって、どうしてそこが分からないのかすらわかりません。
勉強を手当り次第やってもあやふやで、やるべき事がよく分からないです…
国語63点
社会38点
数学58点
理科64点
英語62点
です。社会以外は一応ギリギリ平均点行きました。
勉強をしようと思ってもどういう方法にすれば良いのか分からないし、しても結果が出ません。
手応えを感じません。
テストも間違えたところを直してもいまいちピンと来ません。

という質問がyahoo知恵袋に載ってました。

この生徒さんは、ずいぶん真面目に頑張っているようですね。まさにKOSHIN学院に来れば伸びるタイプの生徒さんだと思います。

しかーし!

どこのどなたか存じ上げませんから、直接アドバイスしてさしあげるワケにもいきません。

でも似たようなことで悩んでいる生徒さんは多いのではないかと思います。

生徒が自分のチカラで問題を解く機会を奪っているケース。

この生徒さんの場合は、ほぼ平均点くらい取れているようですから、それなりに頑張っているようです。

おそらく「ちゃんと分かった!」「きちんとわかった!」という感覚が得られないのではないかと思います。

基本的なことは「なんとなく」分かるけど、いざ問題を解くとできないという感じでしょう。

この生徒さんの場合は「家庭教師」の先生がついているようですが、家庭教師と言ってもピンキリです。

プロの家庭教師」もいれば、「学生バイトの家庭教師」もいます。

ここで問題なのは「学生バイトの家庭教師」だった場合です。

塾の先生でも家庭教師の先生でも、「学生バイト」さんの場合は「私のように厳しい」なんてことはまずありません。
※厳しくないから良い場合もあります。だからうちも学生のバイトさんにお手伝いしてもらっています。もっともうちのスタッフは結構厳しいですよ♪

厳しくない」というのは、「分からない問題はすぐに解いて教えてあげちゃう」という意味です。

生徒がちょっと悩むと、すぐに「教えちゃう」先生がいますが、それは「生徒が自分のチカラで問題を解く機会を奪っている」場合が多くあるのです。

ですから、この生徒のように「なんだかちゃんと分かった気がしない」というようになっているのかなと感じました。

実際他塾から、KOSHIN学院転塾してきた生徒には、この傾向が多く見受けられます。

私だったら、問題を解いてあげるという行為はほとんどしません。

ヒントを小出しにしていく感じです。

あくまでも「生徒が自分のチカラで解けるようになること」が基本ですから。その辺りの指導が、この家庭教師の先生は十分ではないのかなと思います。
※エラソーに書いてますが、私もそういう指導ができるようになるまでには、何十年もかかりました。

なるべく生徒が考える量を増やす指導

お勉強が苦手な生徒が入塾して来たときに「分からない問題があったら質問してね!」と言います。

しかーし!

勉強ができない生徒の場合は「全部先生に解いてもらおう」とします。

若くて優しい先生だと、こういう生徒に一から十まで全て問題を解いてあげてしまうのです。

それを聞いた生徒は分かったつもりになって満足しているケースが非常に多いのです。

分かったつもりになっただけですから、「できるように」なんか全然なっていないんですよ。

中学校の勉強って「分かったつもり」程度では、全然通用しませんから。

そこから先が、真の勉強ですよ。

この生徒、私ならどうするか???

もしこの生徒さんが、KOSHIN学院に来てくれたらどうするか考えてみました。

とりあえず何もせずに、この生徒が問題を解くところを観察します。

どんなところで躓いて(つまずいて)いるのか、じっくり観察します。

この生徒さんは

>>どうしてそこが分からないのかすらわかりません。

と言っているのですから、その躓きの原因を突き止めてあげます。

先ほども申しましたが、おそらく家庭教師の先生が「先回り」して全て教えてくれちゃうのが原因だと思いますが。
※他にも原因があるかもしれないので、まずは「私の目」で確かめてあげたいです。

その上で、では「この問題を解いてごらん」と言って、生徒に「自分のチカラだけ」で解くように指導します。

この「自分のチカラだけで解く」というのが、ものすごく大切なんです。

この練習をしない限り、この生徒さんは、この点数から上昇することはないでしょう。

ここで大切なのが、

  • ちゃんと分かる!
  • 確実にできるようになる!

ということです。

確実にできるようになったら、さらに次の段階として「いろいろな問題をごちゃまぜ」にされても大丈夫なところまで練習を積んでもらいます。

それもできたら「問題量を多くこなして、スピードを身につける」とこまで持っていけたら最高です。

基礎があやふやなうちに「スピード」や「問題量」を要求してしまうと、問題をこなすので精一杯になり、「ちゃんと分かる」「きちんとできるようになる」ことが疎か(おそろか)になりますから気をつけてください。

物事には順序というものがありますもんね。

ああ、それにしても「こういうことで悩んでる生徒さん」は、ぜひうちで面倒みてあげたいと思いました。まさにうちの「ツボ」ですから。

それでは今日はこの辺で。また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

 

 

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。