勉強できる子と、できない子の差・【学習塾】

KOSHIN学院では基本的に「自習」はさせませんが、ごく稀に自習をしてもらうことがあります。
※もちろん私の監督下においてですが。

試験直前で、「復習」を黙々とこなしているような状況下では、自習状態となることがあります。

ここで「できる子」と「できない子」の差が大きく出ます。

できない子の場合

  • 大人しく黙々と勉強をしているようにみせかける。
  • 問題を解いても、合ってるかどうかも確認しない。
  • 分からない問題があると、他の科目に変えちゃう。
  • 問題を解くのが面倒なので、漢字の練習とか始めちゃう。
  • とにかく先生に叱られないようにだけしている。

特に最後のパターンをする生徒は深刻です。中学生とはいえ、十数年かけて身につけてしまった悪癖ですから。そう簡単には治りません。

他にもいろいろありますが、要するに「頭の中にきちんといれよう!」「絶対に解けるようになってやる!」という気持ちが足りないんです。

なかには悪い習慣がドロドロにこびりついてしまって、ちょっとやそっとでは浄化できない子もいます。

可哀想ですが、こうなってしまうと、こちらも「強力洗剤」使わなければなりません。

できる子の場合

  • 真剣に分かろうと集中して勉強をしている。
  • 問題を解いたら、必ず合ってるか確認する。
  • 分からない問題があると、もう一度最初から考え直す。
  • 問題を解けるようになるまで、他のことには目もくれない。
  • とにかく分かるまで先生に食い下がる。

単純に「できない子」と正反対です。

できる子の場合、私がそばに行っても身じろぎもせずに勉強に集中しています。その集中力たるや凄まじいものがあります。

さらに、とりあえず答えが出ても「なんでそうなるのか」を深く追求します。解いたからには絶対に頭にいれるという姿勢があります。

さらに紛らわしい言葉が出てきた時の対処の仕方が違います。

例えば社会科で「マルタ会談」と「ヤルタ会談」というのが出てきます。

簡単に言うと

  • 「ヤルタ会談」
    第二次大戦後の冷戦が始まる会談。
  • 「マルタ会談」
    冷戦を終結させる会談。

なんですけどね、成績があまりあがらない子はこれでお仕舞いなんです。
※ここまでやればマシなくらい。

しかーし!

できる子は

【ヤルタ会談】
第2次世界大戦末期の1945年2月にソ連領のクリミア半島のヤルタで、米のフランクリン・ルーズヴェルト、英のチャーチル、ソ連のスターリンという三巨頭が、戦後処理について話し合った会議

そして地図帳で「クリミア半島のヤルタ」の場所を確認し、そこに印をつけ地図帳の上部に付箋を貼り簡単な説明を書き入れています。

【マルタ会談】
1989年、米のブッシュ(父の方・第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュ)とソ連のゴルバチョフが地中海のギリシア領マルタ島で会談し、冷戦の終結を宣言した会談
※第43代大統領ブッシュは41代の息子で「9.11同時多発テロ」の時の大統領。

こうして「地図」とも関連付けて、自分の印象を強く、しかもしっかりと理解するように勉強しています。

こうなってくると「調べること自体」が楽しくなってきちゃうんです。

さらに付け加えると、これらの地方の人は「どんなものを食べてるのだろう」などと調べると、もっと楽しくなります。

iPhoneやiPadはLINEやゲームをするだけじゃない!

マルタ会談にしても、ヤルタ会談にしてもググればすぐに調べられます。

昔は「イミダス」や「知恵蔵」という分厚い本をひっくり返して探したものですが、今や手のひらサイズです。

こんな便利なものを使わない方がおかしいと思うほどです。
※わざわざ買わなくて良い。塾に置いてあります。

勉強出来る子って「自習」とはいえ、ここまで調べています。

もちろん、その後解いた問題量も段違いですけどね。

こうした「ちょっとの心がけ」で、君もあなたも「できる子組」に入れます。

最初は大変だけど、そこを乗り越えると俄然勉強が楽しくなりますよ!

それでは今日はこの辺で。また来週お目にかかりましょう!
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております。

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。