KOSHIN学院を作ってから24年。その前にも10年以上学習塾の先生をしています。
※長ければ良いというものではありませんが・・
いつの時代も「勉強したくない子どもが親に言う言葉は同じ」です!
なんとかして苦痛な勉強から逃れたいけど、「勉強したくないから塾を辞めたい」なんて言えば「親からものすごく叱られる」くらいのことは子どもも分かっています。
■親に叱られるのを逃れるための常套手段
- 塾に行っても成績があがらないから自分でやる。
- 学校と教え方が違うから分からない。
- 他の生徒ばかり贔屓する。
一番多いのはだいたいこの辺です。逆に言うとあなたのお子さんが「こんなこと」を言い出したら要注意です。
塾に行っても成績があがらないから自分でやる
確かに本当に塾が悪い場合もあります。金儲け至上主義のような塾ではあり得る話です。
しかーし!
だいたいの場合は「子どもが塾の苦痛から逃れたい」時にいう常套手段です。
苦痛から逃れたいというよりも「面倒くさいからやりたくない」という時に飛び出す言葉だと思ってください。本当に苦痛なら塾を辞めて様子をみることも必要でしょうが、ほとんどの場合は「面倒くさいからやりたくない」なのです。
あ! でも! しかーし!
私は「辞めたい」と言ったら引き留めませんよ。子どもが「面倒くさい」と言っているのを認めちゃってる親御さんの子どもを面倒みても効果があがるわけありませんから。
真っ当な考えをお持ちの保護者の方なら「子どもの言いなり」になる前に通塾している塾の責任者の先生に相談するのが先のはずです。そして「ご自身の目」でその塾に非があるかどうか確かめるはずです。
言葉は悪いですが「勉強したくない子」は面倒くさいことから逃れるための悪知恵を働かすのです。
学校の教え方と違うから分からないので塾を辞めたい
これも冷静に考えれば変な話です。ほとんどの塾のワークは「教科書を参考に」作られています。KOSHIN学院で使用するワークでしたらほぼ100%教科書通りです。
教科書に載っているとおりに教えているのにもかかわらず「学校の教え方と違う」のだとすれば、それは学校の方がおかしいのですが「そんな学校の先生」は滅多にいるもんじゃありません。そんな先生は私の長い経験の中でも「一人か二人」しかいませんでした。
状況を正しく把握できていない保護者は、子どものこんな言葉にうろたえてしまうことがあります。こんな時も是非「現在通っている塾の責任者の先生」と相談してみてください。ほとんどの塾の先生はちゃんと考えてくれるはずです。
他の生徒ばかり贔屓する
これ、私も「若かりし頃」は生徒や保護者の方に随分言われました。でもこの言葉にすぐに反応してしまうタイプの保護者がいるのです。
そりゃ「自分の子だけよく面倒をみて欲しい」という気持ちは分からないではありません。
でもね、授業中はダラダラして先生の言うことを聞かない。宿題なんか一度もやって来ない。そんな生徒に掛かりっ切りで指導してくれる塾なんか日本中探してもありません。
※塾ではなくて更生施設ならあるかもしれまんせんが。
そんなことをしたら「真面目に頑張ってる生徒」はみんな辞めてしまいますから。
- KOSHIN学院は一生懸命頑張ってる生徒を贔屓します!
- その代わり頑張れば誰だって平等に贔屓します!
やる気のない子どもの常套手段にだまされないようにすることも大切です。
ではやる気を出してあげるためにどうすれば良いか?
特に勉強が苦手な子にとって勉強とは「面倒くさいもの」だということは最初に書いた通りです。
でもこの「面倒くさい」ことをしないで勉強ができるようになる方法などありません。
たまに「○○式、誰でもできるようになる学習法」なんていう胡散臭い教材を販売している会社もありますが、面倒くさくなくてできるようになる方法を本当に見つけたならノーベル賞ものだと思います。
いきなり全部できなくて戸惑っている子には次の方法が有効です
よくできました! そしたら今度はここまでやってみよう!
一度に「あれもこれもたくさん」やるのではなく、細かく区切って小出しにしてあげるのです。
もちろんこれでも100%ではありません。でもほとんどの生徒が「この方法」で集中力を持続してくれます。
そして最後にこれだけは!
そんな泣き落とし作戦はお母さんには通じない!
ということを、子どもにきちんと示すことが大切です。
それでは今日はこの辺で。また来週お会いしましょう!
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております。
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】