今までの保護者面談で一番困ったこと・・【学習塾】

KOSHIN学院の「保護者面談」というのは、基本的には「お母さんに喜んで帰っていただく」ことを基本にしています。「あれがよくない、ここがよくない!」と指摘したところで、そんなの中学生のお母さんだったら「小学生の時から散々言われて」いるだろうし、自分の子の欠点なんかよく分かっていらっしゃるでしょうし。

 

  1. 保護者面談まで待たないで欲しいケース
  2. 面談の時は「楽しい話」だけで済むように
  3. 込み入った話は、面談の日ではなく別の日に

 

保護者面談まで待たないで欲しいケース

 

今までの保護者面談で一番で一番困ったことといえば、まだKOSHIN学院を作る前に他の塾に勤めていたときのことが思い出されます。

 

当時中学2年生だった生徒のお母様が「先生、うちの娘のことどう思いますか?」と切り出されました。

 

少し控えめですが、ニコニコしながらちゃんと授業を聴いてくれる生徒で、とても可愛い子だと思ってますよ!」とお返事しました。

 

とここまでお話ししたところで、突然お母様が泣き始めてしまいました。

 

ありゃりゃ? 私なんかマズいこと言っちゃったかな???

 

するとお母様が「うちの子のこと可愛いって本当にそう思ってくれていますか?」とおっしゃいます。

 

私は「笑顔が可愛い素敵な生徒ですよ! 一生懸命勉強も頑張ってくれているし。」と返事をしました。

 

それを聞いたお母様から信じられない言葉が飛び出しました!

 

先生だけです! うちの子のことを「可愛い!」と言ってくださったのは!

 

そう言いながら先ほどにも増して激しく泣き出しました。

 

お母様曰く:

実はうちの子は学校で周りの子達や先生達から「暗い」「臭い」「気持ち悪い」って言われているんです。ですからもう半年以上学校行ってないんです。

 

当時の私の目からは「おとなしい子」ではありましたが、塾では笑顔が素敵だったし、そんなにペラペラしゃべるタイプではなかったけど、私が話しかければ楽しそうに応対してくれてたので、まさかそんな深刻な状況にあるとは思いもしませんでした。

 

こんな深刻な状況になっているなら、面談の日を待たないで一刻も早く打ちあけていただきたかった!

 

あれから、かれこれ30年ほど経ちましたが、その生徒とお母さんがそれほど悩んでいることに気がついてあげられなかったことは、今でも本当に申し訳なく思っています。

 

と言っても「当時の生徒の皆さん」と連絡を取る術もありませんし、今更どうしようもないんですけどね。でもどこかで幸せに暮らしてくれていたら嬉しいです。

 

 

面談は「楽しい話」だけで済むように!

 

その時は「面談」がこんなに重たいものかと思いました。その生徒さんもお母さんも「どれほど苦しんで」おられたことか・・

 

それでなくても「保護者面談」では、「お母様・お父様」の悩みや苦しい気持ちを打ちあけてくださることが多いんですけどね。

 

KOSHIN学院を作ってからのことなのですが、今度は別のお母様から「私は面談って聞くと憂鬱になっちゃうんです。またなんか先生にいろいろ言われるんじゃないかと思うと、本当に辛いんです。」というお話しをいただきました。

 

この二つの出来事があって以来、

 

KOSHIN学院の保護者面談は楽しいものにしよう!

 

そう、心に決めました。 そうは言えども「お母さん」は悩みや不安をたくさん抱えていらっしゃいます。

 

その「心のしこり」を少しでもほぐしてあげたい!

 

そのために、私にできることは何だろうか??

 

それは「できるだけ生徒の気持ちを分かってあげる」ことだと思っています。

 

しかーし!

 

私は「神様」ではありません。「生徒の気持ち」に限らず「他人の気持ち」を千里眼をもって見抜くなんていうことはできません。

 

ですから休憩時間などを利用して、できるだけ生徒とお話ししてみようと心がけています。

 

しかーし!

 

生徒にしてみれば「塾長の私」には話しにくいこともあるでしょう。

反対に「塾長の私」でなければ相談できないこともあるでしょう。

 

私は基本的に「休憩時間」は、あまり話をしてくれない生徒に話しかけることにしています。よく話してくれる子とは意識しなくても話をすることができますが、自分からは話せない子には「こちら」から話しかけます。

 

それでも「塾長」には聞かれたくない話もありますよね。そんな時にこそ「バイトスタッフ」(卒業生先生)の出番です。

 

私がいると会話が弾まないようなら、私は教室から出てしまいます。あとは「卒業生スタッフ」に任せてしまいます。

 

こうしていろいろ普段から生徒の皆さんとのコミュニケーションをとっておけば、「30年前のあの子」のようなことは減らせるのかなと思っています。

 

込み入った話は面談の日ではなく別の日に!

 

KOSHIN学院の場合、保護者面談は「おひとり30分」でお願いしています。当日は「大勢の方」が来てくださいますので。

 

しかーし!

 

込み入った話」になると、とても30分でなんか解決できません。そんな時はできるだけ時間を作りますから、お気軽にご相談くださいますとありがたいです。

 

KOSHIN学院だけでなく、おそらく「どの塾の先生」もそうおっしゃってくださると思いますよ♪
※相談に乗ってくれない塾ならさっさと辞めましょう。

 

それでは今日はこの辺で! また明日!

 

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

 

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。