この時期のKOSHIN学院は、さながら戦闘モードのように忙しいのです。その理由は「ここで勉強のやり方を叩き込む」必要があるからです。ここで失敗すると今年1年間悲惨な状態になってしまいます。
というわけで今は徹底的に「勉強の仕方」を教えています。ただまだ「精神的に幼い中学生」の場合は、単に「塾長に叱られるから」やっているという子もいます。
ハッキリ言っておきます!
そんなことをしているから叱られるんです!
- なぜこの問題を解くのか?
- なぜ宿題をするのか?
- ではどうすれば良いか?
なぜこの問題を解くのか?
勉強が出来ること出来ない子では、すでにここで「心構え」が違います。中学生だけではありません!
「小学校1年生」でも既にかなりの意識の差があります。この「意識の差」がそのまま「現在の成績」に直結していると言っても過言ではありません。
かつてKOSHIN学院に在籍していたことがある久義君(仮称)は、この「なぜこの問題を解くか」という意識がかなり欠如していました。とりあえず私に叱られたくないので
- 学校で友達に塾のワークの答えを教えてもらってくる
- 本文訳をやらせれば「教科書ガイド」の訳を丸写し
- 暗記をさせれば、「暗記という作業」をするだけで「覚えていない」
KOSHIN学院に来る前まで、全てがこの調子で生きてきてしまったのでしょう。
ハッキリ言っちゃうけど、こんなんで「塾」に通っても全く意味がありません。ただ単に「塾の収入を増やしているだけ」です。
私が「お金目当て」だけで塾を運営しているならば、久義君のことを何も咎めません。放っておけば月謝を持ってきてくれますからね。
私にはそんなことはできません!
すみません、ちょっと熱くなってしまいましたσ(^_^;)
話を戻します。なぜこの問題を解くのでしょうか?
例えばKOSHIN学院で使っている英語のワークならば
- 教科書に載っている単語や本文を覚えているか確認するため。
- 基本的な文法事項を理解できているか確認するため。
に問題を解いてもらっています。もちろん生徒達には何度も繰り返し「このこと」を伝えています。全く私の指示に従わない生徒は残念ながらKOSHIN学院ではお預かりできないんですけどね・・・
【意識の高い子の場合】
私の指示をできる限り忠実に守って、少しでも点数があがるように努力をします。最初から上手にできなかったとしても、繰り返し練習して「できるように」なっていきます。なかなか上手くできない時は積極的に私に相談しに来ます。
【意識の低い子の場合】
やらないと「先生に叱られるから」という気持ちが先行します。とりあえず「やらないと」先生に叱られるからという姿勢で学校や塾の授業に臨みます。なぜこの問題を解くかと言われれば「やらないと先生に叱られる」からでしかありません。
この両者は時間が経過すればするほど「大きな差」がついていくことは、皆さんにも容易に想像できると思います。
なぜ宿題をするのか?
なぜ「宿題」をするのかについては、塾によってスタンスが違います。
KOSHIN学院の場合ですと
からなのです。つまり・・・
普段全く「自宅で勉強する習慣がない子」が、はい試験前になったからといって急に自宅で勉強するようになるわけがありません!
ですから例え「5分」でも良いから、自宅で「集中する習慣」を身につけて欲しいので少しだけ宿題をだしています。
ここでも「大きな差」が現れます。私は宿題をやってこなかったくらいのことでは滅多にきつく生徒を叱ることはしません。
※目に余る場合はもちろん叱ります!
- 「自分のためになる」と思ってちゃんと宿題をやってくる子
- 「叱られないから」と宿題をやらないでごまかす子
この差が一年続いたらどうなるかは、誰の目にもあきらかです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
これはあくまで「私自身の例」なんですけどね、私には「怖い先生」が必要でした。しかも「愛情のこもった怖い先生」が!
- なぜこの問題を解かなければいけないかを説明してくれて
- どうすればこれができるようになるか教えてくれて
- ちゃんとやるかどうか傍(そば)で見ていてくれる
そんな先生がいてくださったおかげで「今の私」があるのだと思っています。
勉強が苦手な子には「勉強が分かる!」とか「こうすればできるようになる!」という感覚がそもそもありません。
勉強が分かる喜び。勉強ができるようになる楽しさ!
これが分かるようになるまで、最初は「勉強はかなり苦痛で面倒くさい」ものです。
しかーし!
分かるようになれば! できるようになれば!
勉強は楽しいものに変わってきます。中学生くらいまでは、その域に達するまで「怖くても愛情がある先生」に見守ってもらうのが良いのではないでしょうか。
それでは今日はこの辺で! また明日!