勉強出来ない子の気持ちと戦う!・・【学習塾】

実は今日敢えて「2時間ずっと問題を教えなかった生徒」がいました。
※教えちゃうのは簡単ですが、そうせざるを得ない状況があったことをご理解ください。

 

この生徒は「分からない問題」があると、自分で考えようとせず助けてくれ「目で訴えて」きます。

 

KOSHIN学院は小さな塾ですし、「全生徒」を私が直接指導しているので、誰がどんな問題ができるか、できないかは全て把握しています。

 

もちろん、この生徒は、私の目から見て「この程度の問題なら絶対に解ける子」です!

 

しかーし!

 

何も考えずに間違えている答えを平気な顔して何度も持ってきました。

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] この問題もう一回やり直してごらん♪[/speech_bubble]

 

と言うと、何も考えずになんか適当な数字を並べて「できました!」と持ってきてしまいます。

 

何度も口を酸っぱくして注意していますが、「気持ちが緩むと」また同じことを繰り返します。

 

「学習障害じゃないの?」と思われるかもしれませんが、そうでもなさそうです。「出来るときはちゃんと出来ているから」です。
※私は医師ではないので診断はくだしませんが。

 

本人にとって、ちょっとでも面倒くさい問題(実は全然難しくない問題)があると・・・・

 

こういう時の彼は決まって「勉強しているフリ」をし始めます。
※私が一番手を焼くパターンです(>o<)

 

「叱られたくない」から、「一生懸命勉強しているように見せる」ことに専念しちゃうのです。

 

でもね! そんなことをしているから叱られるの!

 

こんなことを書くと例のオカマキャラの評論家が文句言ってきそうですよねσ(^_^;)..

 

そうではありません!

 

私は彼が「自分でものごとを考えられる人間」に育って欲しいのです。いや、ちょっと違うんだな・・・。

 

彼は「自分でものごとを考えられる能力はある」のですが、面倒くさがって「全部先生に解いてもらおう」とするのです。

 

その要求が通らないと泣き出すの。

 

しかーし!

 

泣いても無駄だと分かると、ようやく「自分で考え始める」のです。

 

それで結局「私やスタッフが何も教えなくても」ちゃんとその問題が解けるんです。

 

つまーり!

 

全然できないわけじゃないんです。おそらく「自分で考えるのが苦痛なので、先生に解いてもらいたい」だけなのです。

 

 

何度もチラチラ私を見てくるので敢えて知らん顔

 

ここで私が甘い顔して、その問題を教えてあげると、彼はまた「自分で考えるの」をやめてしまいます。ラクな方に逃げちゃうの。

 

しかーし!

 

そうすると「もっと大変なことになっちゃう」のです。

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] 分からなかったら例題を見てごらん♪ 全く同じ問題が載ってるでしょ?[/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”boy.jpg” name=”生徒”] みー(・・ヽ)てー(ノ・・)るー(・・ヽ)だー(ノ・・)けー♪ [/speech_bubble]

 

問題を解いているのとか、例題を解き直して理解しようとしているのではなく、問題を眺めているだけ! しかも関係ないページを・・。

 

そのことを注意すると今度は・・・

 

問題を一生懸命ノートに書き始めるの!

 

彼はノートになんか文字を一生懸命書くことが「勉強」だと思っているみたいなの。「そんなの勉強じゃない」と分かっているけど「叱られないように自己防衛」してるの。

 

あのね、これが勉強出来ない子の気持ちなの!

 

私はこの子の「出来ない子の気持ち」と戦っているの。

 

勉強出来ない子に「勉強が出来る子と同じようなものの考え方」ができるように指導するのが教育なの。

 

出来ない子のペースに巻き込まれたら、もはや塾じゃないんだよね。
※オカネ持ってくれば叱らないなんていうのは塾とは認めません!

 

  • 問題を眺めているだけ!
  • 問題文をノートに写しているだけ!

 

そんなの勉強じゃないんだということを分かってもらわない限り先には進めないの!

 

 

そりゃ、私だって生徒がせっかく塾に来てくれたのに「泣いている」のなんか見たらツラいですよ。

 

「赤ちゃん」だったら、泣いたら

~(=^・・^)ヾ(^^ )ヨシヨシ

 

ってしてあげるけど、少なくとももう「学習塾に通う年齢」になってるんですから。

 

可哀想だけど、「勉強出来ない子の頑迷さや怠惰さ」をぶち壊してあげて、「勉強ができる子の価値観や作法」を擦り込んであげなければ塾じゃなくなっちゃうの。

 

そのためには今日みたいに敢えて2時間知らん顔することもあるの。
※何度も繰り返すけど甘やかして教えちゃう方が精神的にはラクだけど。

 

勉強出来ない子の気持ちと戦うには、いろいろな方法があるけれど、今日の彼にはそれが一番良いと判断しました。

 

分かるってどういうことか分かってなかったから!

 

間違えている答えを平気な顔して何度も持ってきたから、毅然とした対応をしました。

 

勉強出来ない子の頑迷さとガチンコ勝負をした1日でした。

 

それでは今日はこの辺で!

済みません今週の土日祭日は保護者面談があるので、次回の更新は「火曜日」とさせていただきます!

また火曜日にお会いしましょう!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

 

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。