神奈川県の高校入試の特徴のひとつに「私立専願」というのがあります。
これは「公立高校」は受験しないで「私立高校1本」で受験するということなのですが・・
ご存知の方も多いかもしれませんが、中学校の先生から「私立専願」で良いよと言われると、この段階でもう「ほぼ99.99%」当該私立高校に合格できるという制度です。
少し言葉が悪いですが、分かりやすく言うと「私立高校」というのは、我々学習塾と同じで「生徒が来てくれてナンボの世界」です。
となると確実に当該私立高校に進学してくれる生徒がいると「売り上げが確定」するわけです。
※言葉が悪くて私立の先生ごめんなさい。
ですから「私立専願」にすると、「併願」(滑り止め)の生徒より、少し点数が少なくても合格にしますよ♪ ということが起こるのです。
TOPクラスの難関私立高校を除けば、大概この生徒があると思っていただいて結構です。
学校経営を考えると「確実に当該私立高校」に入学してくれる生徒は、ありがたいわけです。
さらに現在では「私立高等学校等生徒学費補助金」「私立高校学費支援制度」というのがあります。
こうした制度があるので、かつてのように「うちはどうしても公立じゃないと困る」という考えに固執しなくて済むようになってきています。
そうなると私立を専願する生徒が増えてきます。
こうした制度を利用して「私立専願」にするという考え方は「あり!」だと思います。
またまた言葉が悪くて恐縮ですが、やはり私立は「だてに高い月謝を取ってない」のです。
設備も公立とは段違いだったりします。
しかーし!
ここで大きな問題が起こります!
それは・・・
12月のこの時期に合格が決まった中学3年生は・・・
これからおよそ「4ヶ月近く何も勉強しない」ということが起きてしまうのです。
公立に進学する予定の生徒達が命懸けで勉強している時期に、4ヶ月近く遊んでしまったらどうなるでしょう。
考えただけでも恐ろしいですよね!
既に合格が決まったようなものなわけですから、必ずしも難しい入試問題に挑戦しなくても良いかもしれません。
※進学する高校によって違うので一概には言えませんが。
しかーし!
それならば「高校への橋渡し」的な教材をしっかりやっておくべきです。
※もちろんKOSHIN学院でも、こうした教材を用意してあります。
余談になりますが、私は中学1年生の時に「夏休みの40日間一滴も勉強しなかった」のでした。すると二学期になって学校に行っても「全く授業が分からない」なってしまいました。
全く頭が動かないし、先生の話も理解できないのです。その後みるみるうちに成績がさがり、気がついたら最下位争いをしていました。
ついには母親が「校長先生から呼び出し」されてしまうことに・・・
お宅の坊ちゃん、これじゃ行かれる高校ね~よ!
こんなことになっちゃったら大変ですからね!
高校合格はゴールではありません
高校合格はGAULではありません。他の生徒が命懸けで勉強している時期に4ヶ月近く勉強しなかったら、あっという間に高校で落ちこぼれてしまいます。
そんなことにならないように、「やるべきことはしっかり」やりましょう!
なにをしたら良いか分からなければ、KOSHIN学院の生徒の皆さんなら私に相談してください。
他塾の生徒の皆さんならば、今通っている塾の先生に相談すると良いでしょう。
それでは今日はこの辺で! また明日♪