ほとんどの小中学生が、イギリスがどこにあるかすら知らない・・・【学習塾】

今日は小学6年生が2人だけの時間帯がありましたので、久しぶりに地球儀を使って「地図当てゲーム」をしたんですけどね・・・。

こんばんは。KOSHIN学院塾長の瀬下です。

久しぶりに「遊びのような授業」で盛り上がったのは良いのですが・・・。

塾長:「イギリスはどこにあるでしょう?」

生徒:「・・・・(地球儀をぐるぐる)・・・先生ヒントちょうだい!」

塾長:「Σ( ̄[] ̄;)!!! あのね、ヨーロッパにあるの!」

生徒:「ヨーロッパってどこにあるの?」

塾長:「地球儀の中・・・」

最初のうちはゲームになりませんでしたσ(^_^;)アセアセ…。。

それでもしつこく何カ国か練習していくと・・・

生徒:「あ!そういえはさっきフランスあったよね~♪」

と楽しそうに盛り上がってきました。

私は改めて思いました。これだけ地図のことを知らないのは、生徒が悪いのではなくて「指導してきた人達」が悪かったのだと。
※自分を含めてです。

テレビの横に必ず地球儀をおいておきましょう!

あまり良い話ではありませんが、今日フランスでトラックが暴走するテロがあったそうです。でも生徒達にとってフランスは「名前は聞いたことある」程度の国に過ぎません。

かつてものすごく成績が良い子のお母様に、「どう指導したら、あんなに成績の良い子に育てられるのですか?」と聞いたことがあります。

お母様は特に何もしていません。でも強いて言えばテレビの横に地球儀を置いてあって、いつもその国はどこにあるか一生に探しています。とおっしゃってました。

まさにこの数日私が訴えている「お子さんのために少し時間を使ってあげてください!」を実践されているわけです。

フランスやイギリスがどこにあるかも知らない子が、中1になるといきなり地理で習うんです。EU参加国の名前や場所を覚えていないとできない問題が出題されちゃうんです。

そりゃ、頭の中がパーチクリンになっちゃうわけですよ。

そういえば昔はよくトイレに世界地図や日本地図が貼ってありました

昔の家にはよくトイレに世界地図が貼ってあったんですけどね、最近はそういう話は聞かなくなりました。

KOSHIN学院では黒板に「日本地図」と「世界地図」を貼ってあります。

でも、なかなか生徒が見てくれません。

これは「私の指導」が悪かったのだと反省しました。

休憩時間にスマホでゲームばかりしている子がいます。私達が子どもの頃は「ゲームをする」にしても、友達とワイワイやりながらやったもんです。

そこいらにある物はなんでも遊び道具になりました!

石ころ一個、空き缶一個あれば、もうみんなで遊べました。

空き缶で遊ぶのが飽きれば、今度は地図当てゲームをして、それが飽きたら虫を捕まえて遊んでました。

こうして遊びの中から学ぶということが、ほとんどなくなっちゃった気がします!

先日中3の男子に「欲しいもの全部言ってごらん!」と言いました。

するとその生徒は「プレステ4 / iPad / Wii U / Xbox / DS・・・・」と全部高額なゲーム機なんです。

私はゲームが苦手なので、よく分かりませんが、そんなにオカネをかけないと遊べないわけ?って思ったのです。

少し話が横道に逸れますが、要するに「販売者にまんまと買わされているだけ」なんだよね。

そこでその生徒に「それならゲームを作って売る方の側の人間になりなさい! ドラクエくらいのゲームを作ったら、一発で億万長者になれるから!」と言ってやりました。

その生徒ったら、珍しく真剣に私の話を聞いていました。

いろいろ環境が変わってしまったけど

これはうちの卒業生の女の子に言われた言葉です。スタッフ全員でどっかに遊びに行こうという話になったんですけどね、なかなか行き場所が決まらなかった時に、彼女からひと言!

「みんなで行けばどこに行っても楽しいです!」

正直なところ、頭をハンマーで殴られた気分でした。本当に彼女の言うとおりですもん。

例えば「おにぎり」だって、みんなで食べれば美味しいですよね?

私は「オカネをかけて美味しい物を食べに行くことばかり」考えていたのでした。

でも、「おにぎり」だって、「カレー」だって、みんなで作って食べたら美味しいですもん。

私達が子どもころ(今から半世紀ほど前)は、遊びの中からいろいろ学びました。

川にザリガニを捕まえにいっても、年上のお兄さん達が、「これはヒルと言って、血を吸うのだから触っちゃだめだよ!」なんて教わったもんです。

雨が降れば、みんなで「地図当てゲーム」やら「トランプ」やら。トランプもかなり頭を使うんです。だから上級生にはなかなか勝てませんでした。

だから、すぐに高額なゲーム機を買い与えちゃうんじゃなくて、「ゲームをやりたければ自分で作りなさい!」という教育を復活させたいんです。

子どもの頃「竹馬」をやりたくてね、上級生達は自分で作っちゃうんだけど、僕たち「おちびちゃん」は作れませんでした。

だから自然と上級生を尊敬するようになりました。

今の中学生で後輩から尊敬されるとしたら、部活で優秀な成績でも修めない限りあり得ませんよね。

地図当てゲームをもっと復活させましょうよ! 

こうした「遊びながらの学習」を、家庭の中でもっと取り入れて欲しいです。

それでは今日はこの辺で。 また来週!

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。