国語は必ず音読させましょう!・・・【学習塾】

全ての科目の中で、何が一番大切だと思いますか?

実は今日大阪の塾の先生が、KOSHIN学院の授業を見学しに来てくれました。お勤めの先生なのでお名前は伏せさせていただきますが。(仮称:K先生)

K先生が授業見学しているときに、うちの中学生が「国語」の勉強をしていました。

昨日のKOSHIN-TVでも紹介したのですが、「国語の勉強の仕方」を再確認しながら教えていました。

K先生は普段は「大学受験」を担当している先生なのですが、うちの生徒の勉強をみて・・・

こういうことを教わってできるようになった生徒を指導したい!

とおっしゃってました。

TVでご紹介した内容は「当たり前のこと」なんですね。当たり前のこと確実にやっている生徒は1年後、2年後、大学入試の頃には大きな差になっているとK先生もおっしゃってました。

K先生の塾は大学受験専門ですので、高校生になってから塾に通ってくる生徒ばかりなのですが、「基本的な勉強の仕方」が全く分かってない生徒が多いと嘆いてました。

基本的な勉強の仕方もできてないのに、上位・中堅クラスの大学に進学したいと言ってくる生徒が後を絶たないそうです。

その点、今日KOSHIN学院で勉強していた生徒を見て、「こういう風に勉強してきた生徒を良い大学に合格させたいんだ!」と力強くおっしゃってました。

国語ができないから理科ができない?

K先生曰く「結局国語がでいないから理科ができないんです!」だそうです。

これを「神奈川県公立高校入試」に置き換えてお話ししますと、

ここ数年「理科の入試問題が難しくなった」と言われているのですが、私はそう思ってないんですね。

難しくなったのではなく、「理科の問題文が長くなった」のです。

大学入試もそうなんですけど、最近「問題文が長い」のが全国的な傾向なんですね。

そうすると「文章読解力」がない生徒は太刀打ちできないんですよ。

神奈川県公立高校入試に限定するならば、「社会」「英語」も問題文が長くなってましてね、そうなると「読解力」がないというのは致命的になっちゃうんです。

だから正しい国語の勉強法を身につけるのは超重要です!

国語は必ず音読させましょう!

だいたい私の目の前で、国語の文章を音読させれば、その生徒の国語力はすぐに分かります。国語は苦手な子は・・・

  • 漢字が読めない。
  • 文章を間違えて読んでる、ややこしい文章はすべてテキトー
  • ただ文字をおっかけてるだけで、内容を理解していない。
  • 句読点があっても、気にせずに関係ないところで切って読んでる。

中学3年生でもです。(恐らく高校生でもです)

反対に国語が得意な子は、物語などは感情を込めて読むことができます!

ではなぜ国語ができない子は音読も下手なのでしょうか。

一番の原因は圧倒的に語彙力が不足していることです。
※つまり言葉を知らないということ。

上手に音読できなかった生徒に、言葉の意味を調べさせたり、漢字の読み方や使い方を説明してあげると、あら不思議!

見違えるほど上手に読めるようになります!

教室に大勢生徒がいるからそんなことはできないだって?

そんなことを言ってる学校や塾の先生の声が聞こえてくるようです。

しかーし!

誰があの長い文章を「全部読ませろ」と言いましたか?

生徒達に音読してもらうのは「一段落」程度でたくさんです。

私の指導なら「3行」でも十分です。

【例文】
古代から日本人は「花鳥風月」「雪月花」などをめでる・・・

塾長:「花鳥風月」「雪月花」ってなに?

生徒:「なんか自然みたいな?・あれ?」

塾長:「そうだね、自然のこと全般を現してるよね。」

生徒:「うんうん」

塾長:「じゃ、この『めでる』ってどういう意味?」

生徒:「???」

塾長:「じゃ、国語辞典で調べてみてごらん♪」

こんな感じで指導進んでいきます。で、生徒が調べてきたものをチェックしてあげます。

塾長:「いいじゃん! そうそう! ではそんな風にして、この段落の分からない言葉全部調べてきてごらん♪」

そうすると生徒達は「自分なりに」ではあるけれど、一生懸命調べてノートに書いてきます。

それができたら、もう一度私の前で音読してもらいます。

途中で「これどういうこと?」なんて突っ込んであげるの。もし調べきれてなければ、さらに調べてくるの。

こういうことを繰り返してからワークを解かせてあげると、スラスラ解けます。

※ただしこれは「教科書」を勉強するときのやり方です。実力問題では問題を解いてから調べるスタイルにすれば良いですね。

ところで、なんでみんな勉強が嫌いか分かりますか???

すっごく単純なんだけど、「分からない」からイヤなの!

このように「勉強の仕方」を教えてあげて、自分のチカラでできるようにしてあげれば、子ども達はドンドン勉強するようになります。

だから「しっかりと勉強の仕方を教えてくれる」塾に通ってくださいね。

間違っても「試験対策」は中学校の試験の過去問を配ってお仕舞いなんていう塾に通っちゃいけません。そんなことしてたら高校生・大学生になったら、あっという間に落ちこぼれちゃいますよ。

それでは今日はこの辺で。また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。