勉強を教えるのは、ものすごくエネルギーが必要!・・【学習塾】

小中学生に勉強を教えるときのことなんですけどね。

成績の高い子だけ集めて授業するのは、そんなにエネルギー使わないんです。

言葉が悪いけど、こちらが「知ってること」を伝えれば、相手が勝手に分かってくれますから。

ところがギッチョンチョン

勉強苦手な子」を引きずりあげようと思うと、とてつもなくエネルギーを消耗します。ウルトラマンではありませんが「3分」もするとクタクタになります。

せっかく休日のんびりして、体力を回復しても「3分」で元通りヘロヘロになっちゃうんです。

生徒だって頭がもうろう状態に!

私がまだ大学生だったらころ、いとこの女の子が当時小学校3年生でした。

軽い気持ちで、いとこの「家庭教師」を引き受けたのですが、ちょっとお勉強が大変なことになってたんです(笑)。

ある日2時間ほど徹底的に算数の問題を解いてもらったんですけどね。

最後の方は意識朦朧(もうろう)状態になってきました(笑)。

しまいには「3+5はいくつ?」なんて聞いても、もう頭が動かないんです。

えっと20?」とかもう意味不明な答え連発でした。

しかーし!

このくらい徹底的にやったことで、いとこに大きな変化が現れてきました。

あたし算数好き! わかるようになってきた!

と言い出したのです。計算力も随分ついてきましてね。

その後は高校卒業するまで「数学だけは得意だよ♪」って言ってました。

当時の私はまだ大学生でしたので、今のようなスキルがあったわけじゃありません。

ただ若さだけで、いとこと勝負してたんです。

おそらく頭を使うということを学んでくれたのかと

私のいとこ女の子でしたし、周りのオトナから随分可愛がられて育っていました。

自分のいとこを褒めるのもなんですが、いつもニコニコしている可愛い子でした。

ですから親や周りのオトナも、そんなに「勉強しなさい!」と言うこともなかったんです。

しかーし!

小学校3年生ともなると、学校の中では「かなりの学力差」がうまれてしまっているんです。

当時の私は、そんなことを知る由もなくて、とにかく「できるようにしてやろう!」とガンガン勉強させちゃったんです(笑)。

そしたら「頭を使う」ということが分かって、それが嬉しかったようで。

その後はどんどん自分から算数の問題を解くようになってくれました。

この経験が「私には大きかった」のだと、今振り返るとそう思うのです。

だから今でも時々ガンガン勉強させちゃう時があります。

お勉強が苦手で、すぐにポケーッとしちゃう子は「いつの時代」もいます。

そういう生徒に頃合いを見計らってガンガン勉強させちゃうことは、今でもよくやっています。

私がガンガンに勉強させちゃう時は、次の2つの場合です。

  1. 今ここでガンガンやれば、この子は必ず上昇できると思った時。
  2. この子には色々なことをしたけど、もう最終的にこうするしかない判断した時。

二番の場合はつらいです・・・

この2ついずれの場合も「生徒は大変」だと思います。大変なのは分かっているけど、やはり「ここぞ!」という場面があるんです。

特に「1番」の「ここぞ!」の時は、しばらく保護者の方もツラいんです。

場合によっては、塾から「泣きながら帰ってくることもある」からです。

あっ! 

言っとくけど、私は生徒を泣かして喜んでいるようなドSな人間じゃありませんからね!(笑)

生徒が涙をポロポロ流しながら勉強する場面は、年に一度くらいはあるんです。

そんな時は、私だって心の中で大泣きしているんです。

でも、そういう大変な思いを乗り越えてくれた生徒は本当に可愛いです。

私のカラータイマーは3分で点滅をしているんですけど、それでもなんとかして生徒をできるようにしてあげたいの。

正直なことを言えば、私も「できる子だけ集まってくる塾」にしたいとは思います。

でもね!

先生助けて~!」って言われたら断れないんですよ。

そしてまた大変なことになって、カラータイマーが点滅どころか、予備電池のそのまた予備の予備の予備くらいのところで戦うの。

それでは今日はこの辺で! また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。