内申点はそう簡単にあがらない・・【学習塾】

塾は「追い込まれてから」とお考えの保護者の方がいらっしゃいます。無理もない話です。だって塾って「オカネ」がかかるんですから。だからついついズルズルと入試間際まで塾に通わせない方もいらっしゃいます。

さあ! いよいよ部活も引退したので「塾にでも行って」学校の勉強に集中しようかと簡単に考える人がいるんですけどね・・・

世の中そんなに甘いものではありません!

そんなに簡単なら日本中の子ども達が中学1年生になる前から、こんなに塾に通うわけありません!

 

そして「もっと気をつけなければならないこと」があります。

 

一度貼られたレッテルは簡単に剥がせない!

 

例えば中学に入学すると同時に「お調子者だ!」と中学の先生に思われてしまったとしましょう。この子はなにかというとすぐに授業を妨害しようとするなんて思われてしまったら、その汚名を返上するのはすごく大変なことになってしまいます。

だから特に気をつけるべきことがあります!

神奈川県公立高校入試の場合「内申点」(学校の成績)は、中2の後期(三学期)と中3の後期(二学期)の成績で決定します。

ところがギッチョンチョン!

中2の後期の成績は、前期と後期の合計で判断されます。もちろん中3も同様です。

 

そこへ持ってきて「中1の時の印象が悪い生徒」が、中2になったからとガラリと印象が変わるなんていうことは滅多にありません。人間の印象なんてそんなに急には変わりません

 

だから最初が肝心なのです!

 

中1のうちは「好きなようにやらせて」という考えを否定するわけにはいきませんが、世の中そんなに甘くないということです。

KOSHIN学院の現中1生達の話を少しします。信じられないかもしれませんが「全員毎日自発的」に塾に通ってきています。

試験前ともなれば「中3生に引けを取らないほど」朝から晩まで勉強しています。こういう中1生があと1年すると「中3」になります。

こんなに頑張っている子達の中に、中3までダラダラと遊び惚けてた子が入っても全く付いて行かれません。「朝から晩までやるよ!」なんて言ったら、すぐに悲鳴をあげて逃げていきます。

勉強に取り組む姿勢がそもそも違っているのです!

え? 厳しい塾ですって?

飛んでも8分、歩いて10分です(なんだ?・・とんでもないという意味)

うちの生徒達は、塾に来た時は「隙あらば逃げだそう」「勉強は面倒くさいからイヤだ!」と言ってた子達が多いのです。

しかーし!

周りの生徒が頑張るのを見て「よし! それじゃ私も頑張ってみよう!」と思うようになって、「毎日」通ってくるようになったのです。

 

そこまで頑張ってもなかなか内申はあがらない!

 

中学校には一学年に何百人もいるところもあります。地元の神田中学校でも一学年に100名以上の生徒がいます。また教師は「1科目」しか担当しませんし、一クラスに30名以上の生徒がいます。

こうなってくると「大人しい子」なんか先生の目から消えてしまうことすらあり得ます。
※実際に目立たない子が成績を下げられてしまったことが何度かありました。

ですから余程の主張をしないと内申点はあがりません。

私のように中1の頃は100点満点で「二桁の点数」を取ったことがない生徒が、いきなり英語のテストで90点を超えるなんていう奇跡でも起こさない限りなかなか教師への印象を変えるのは難しいでしょう。

しかーし! 

問題はそれだけではありません。

学校の成績は「試験の点数だけ」で決まるわけではありません!

 

  • 授業態度
  • 発言回数
  • 提出物の出来具合

などいくつかのチェック項目があります。
※詳しいことは通知表の「評価欄」にあります。5段階表示の他にAだのBだのと細かく分類されているあれです。

 

ではどうしたら良いのでしょうか?

 

一度貼られたレッテルは剥がれにくいですが、皆さんも「こいつ見直したぜ!」なんて思った経験はありませんか?

学校の先生だって「全然宿題をやって来なかった子がちゃんとやるようになった」とかは絶対に気がつきます。

もちろんテストの点数だって先生は把握しています。

おや? この子今回素晴らしいな! どうしたんだ?

って気がつきます。しかも「言葉遣い」まで丁寧になったぞ!? そう思ってもらえたらいきなり印象が変わってきます。

 

このブログで何度か「よく質問しに来る生徒は伸びる」と書いたことがあります。

 

ここに「塾の先生」も「学校の先生」も関係ありません。学校の先生にも質問しに行かれるようになったら「もっと素晴らしい」ではありませんか。

 

しかーし!

 

こうしたことはそんなに簡単なことではありません。少しずつ自信を持てるようになっていくしかありません。ですからとても時間がかかる作業なのです。

 

だ・か・ら!

 

やっぱり追い込まれてからではなく早めに塾に来て欲しいというのが「塾の先生の本音」です。

 

教育は電子レンジで「ちーん」という訳にはいきません。

それでは今日はこの辺で! また明日!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。