保護者の方からの相談で多いのが「ゲームばっかりやってる」という相談です。
- 親が目を離すと、すぐにゲームばかりやっている。
- 夜中もゲームばかりしていていつも睡眠不足。
- 睡眠不足だから学校の授業中もほとんど寝てる。
こういう相談を受けたとき、私はどうしても言葉を選んでしまいます。
私の本心はこうです!
そのゲームを買い与えちゃったのは誰ですか!?
実際にはもっと言葉を選んでやわらかい表現でお伝えするのですが、そうするとお母様方から返ってくる返事はいつも同じです。
息子がこう言っていると・・・
ゲームやってないと、学校に行っても他の子と話しが合わなくて独りぼっちになってしまう。
はっきり言っちゃおうかな!
僕に言わせれば「ゲームばっかりやってる子達と仲良くできない」だけです!
それが証拠に「全生徒がゲームをやってるわけじゃない」ですよね!
そうは言っても母親の気持ちからすると・・・
僕がこんなことを言わなくても、お母様達だって「そのくらい分かってるわよ!」とおっしゃるのだろうなと思いながらブログを書いています。
お母様の心のどこかに、何かしらの負い目があるのかもしれません(あくまで推測)。
問題はゲームは中毒性があること!
実はゲーム依存による「ゲーム障害」は世界保健機関(WHO)による病気の世界的統一基準である国際疾病分類(ICD)の最新版に追加されることが正式決定されています。
別な言い方をすればゲームばかりやっている子は、もはや「中毒症状」になってしまっていて、個人レベルではどうにもならない問題だと認識しなければならないのです。
今から10年ほど前のことです。
ある中3男子が「入試直前」だというのにゲームばかりしていて「受験勉強をする気配がない」ということで、怒った父親がゲームを取り上げてしまったことがありました。
しかーし!
親がいない留守に押し入れに隠してあったゲームを勝手に取り出し、またもやゲーム三昧。
私が「だったらゲームなんか捨てちゃえば良いじゃん!」というと、その子の母親は「だってすごく高価な物だから捨てられない」というのです。
※私の考えでは、これこそがゲーム依存症の大きな原因のひとつだと思うのです。
まあしかし、最近のゲーム機は「トンデモナイほど値段が高い」ですからね。確かにそう簡単に捨てられないのかもしれません。
しかーし!
ここから大変な問題が起こりました!
ついにお父様が本気で怒って、ゲームを会社のロッカーに隠してしまいました。
するとその中3生の息子は、家庭内暴力をするようになってしまったのでした!
母親のことを殴る蹴る。家の家具をぶち壊す。ついに収拾のつかないことに発展してしまったのでした。
お爺様から塾にSOSの電話があり、その生徒の自宅まで行ったこともありました。
その時に思ったこと・・・
ここまで来ちゃったら素人の手には負えない!
その生徒の場合、お父様が体格がよく腕力も強い方でしたので暴れる息子をボコボコにぶん殴ってしまったのです。
見るに見かねた祖父様が私にSOSの電話をかけてきて、なんとかお父様の気持ちを静めたのですが・・。
ゲーム依存症というのはこんな危険な要素を含んでいるのです。
ではどうしたら良いのでしょうか?
まずこれは「中毒性の病気・ゲーム依存症」であると認識することです。
※参照記事:インターネットゲーム依存症
依存症というのはWTO世界保健機関も認める病気です!
具体的な対処法としては「専門医療センター」に相談されることをおすすめします。
というところがあるので、この生徒のように「大変なことになってしまう前に」専門家に相談されることを強くおすすめ致します。
はっきり言っちゃおうかな!
子どもだけでなく、ご両親もカウンセリングを受けた方がよろしいかと思います。
※だって子どもが暴れ出してからでは遅いですもん。
それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!
※このブログは土日祭日はお休みさせていただいております。
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