塾の広告を見ていると
毎年のことだが
- 2月・3月:「新学年」に向けて頑張ろう!今が頑張り時だ!
- 4月・5月:新学年になったので頑張ろう! 今が頑張り時だ!
- 6月・7月:「夏期講習」は大切なので頑張ろう!
- 8月・9月:「二学期こそ」頑張ろう!
- 10月:この秋の過ごし方が大切なので頑張ろう!
- 11月・12月:冬期講習頑張ろう!
- 1月:高校入試・学年末試験頑張ろう!
「なんなのこれ?」って思っちゃうのです。まるで「1月は正月で酒が飲めるぞ~♪」という曲みたいです。
それじゃなくても「中学生」はめちゃくちゃ頑張ってますよ。ただ頑張るポイントが間違ってることが多いだけ。
もし塾の広告通りに頑張ったらどうなるか・・・
私が以前勤めていた塾で「教室長」をしていた頃の話です。当時の「上司から言われたとおり」に滅茶苦茶生徒を煽って厳しく指導してしまったことがありました。
その結果生徒達は疲弊し、だんだん元気がなくなってきてしまいました。やがて「ひとり・ふたり」と退塾者がボロボロと出てしまいました。
上司に言われたとおりにしただけなのに、退塾者が出たらその上司や他の上司から散々ボロクソに言われました。
だから「KOSHIN学院」では、絶対にその二の舞を踏まないようにと思っていたのですが、いつの間にか無意識のうちに生徒に「厳しすぎる要求」をしてしまっていました。
そしてやはり「その年の生徒達」は思ったほど伸びませんでした。それはまるで
伸びきったパンツのゴム状態
でした。もう伸びることも縮むこともできなくなっていました。
その時もあまりにも自分がふがいなくて、もう塾なんか辞めてしまおうかと悩みました・・・。
生徒を競馬に例えてしまって申し訳ないのですが、お馬さんだって「ずっと鞭を投じ続けたら」絶対に走らなくなっちゃうし、途中で疲れてしまって勝負所で力を発揮できませんよね。
普段は少しずつでも毎日繰り返し勉強し、「ここぞ!」というところではビッシビッシやれる子に成長して欲しいと思います。
塾の広告を鵜呑みにしないことです!
自分で言うのもなんですが、私を昨日や今日塾の先生になった人と同列に並べないで欲しいです。これも自分で言うべき言葉じゃないけど「どれほど血反吐を吐きながら今日までやってきたか」ということなのです。
正直なことを言えば「失敗の繰り返し」があったからこそ、今日の私があるのです。
生徒の皆さんに「闘魂を注入するタイミング」というのは、経験に基づく部分が多いし、しかも毎年違います。
だって「毎年違う生徒さん」が通ってきてくれているのですから。
間違った塾を選んでしまったら
伸びきったパンツのゴムにさせられてしまう可能性があります!
そんなことにならないように気をつけなければなりませんよね。
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】