来年度から中学校で使う教科書が全面改定されます。全教科書にQRコードがついて、インターネットと連動します。何度か申しあげています通りこれは明治時代に学制が発布されて以来もっとも大きな改革なのではないかと思うのであります。
その中でも一番大きく変わるのは『英語』です。
今年までは正式な科目として英語が扱われるのは『中学生』からでした。
【小学校の英語教育】
2011年 | 5,6年生で「外国語活動」と名付けられ必修化 |
2020年 | 5,6年生の英語は「外国語」として教科に。3,4年生では英語に親しむ「外国語活動」が始まる |
小学生英語がこう変わる
- 学習時間数が現行35時間から70時間へと2倍になる
- 現在の教育内容「聞く」「話す」に「読む」「書く」が加わる
- 成績評価がされるようになる(通知表にも載る)
※実際に小学校で使用されている英語教科書
中1
L1:be動詞と一般動詞
L2:助動詞can
L3:疑問詞
L4:三単現
L5:進行形
L6:過去形
L7:be動詞の過去形
L8:未来
中2
L1:接続詞。ピーターラビット生き残り。
L2:不定詞it構文も
L3:there 動名詞
L4:第4.5文型。ウルル。 毒壺残った。
L5:比較、疑問詞+to 6現在完了 7現在完了 落語が降りた。 星の王子様もある。
中3
L1:現在完了進行形
L2:受動態
L3:分詞
L4:関係代名詞
L5:関係代名詞
L6:仮定法
7間接疑問 原型不定詞
この中で『特筆すべきポイント』はやはり中1の教科書であろう。しかも特にLesson1です。
L1でいきなりbe動詞と一般動詞。L2で助動詞が出てきます。『小学生の時から』英語をしっかりやっておかないと、中1の一学期でいちなり『落ちこぼれ』が多発する可能性もあります。
学習する単語の数も倍近くになります!
現在中学校で学習するように決められている英単語は1200語。
しかーし!
来年度からは中学3年生までに2200語に増えます。
※うち600~700は小学校で学ぶ
英単語が覚えられないなんていう子は致命的になってしまいます。
なんとなくですが、現在KOSHIN学院の地元辺りでは『勉強は中3から』みたいな感じに考えていらっしゃる保護者の方が多いですが・・
はっきり言っちゃおうかな!
そんな甘い考えではこれからついて行くのが大変なことになるでしょう。
とはいえ楽しくなるのも事実!
令和三年度から使用させる英語の教科書見本はこちらから
令和3年からは『動画』も付いてきます。上記HPで一部御覧いただけます。
私としては『この教科書』を使うのが楽しみです。
しかーし!
小学校でちゃんと勉強しておかないと、この教科書を使う頃には・・・
なんていうことになりかねません。
しっかりと準備して中学生活を迎えて欲しいと思います。
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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