私が実技科目を好きになった理由【学習塾】

まだ学生だった頃『実技科目』(音楽・保健体育・美術・技術家庭)のペーパー試験が大の苦手でした。そもそも何をどうやって勉強したら良いかも分かりませんでした。

 

塾の先生になったばかりの頃、神奈川県では中学2年生が全員3月に『ア・テスト』(アチーブメント・テスト)を受験させられました。
※今から27年前に廃止

 

当時の神奈川県公立高校入試は・・

 

ア・テスト 20%
内申点 50%
入試 30%

 

と決まっておりました。ですから入試の前にある程度合否が決まっているとも言えました。

 

このア・テストは英数国理社の他に実技科目(音美体技)のペーパー試験もありました。ですから中学2年生はこのア・テストで良い点数を取るために一生懸命勉強しました。

 

私が勤めていた塾では毎年『ア・テスト講習』を行っていたんですけどね。ここで問題になるのは『実技科目の授業をどうするか』でした。

 

私は4歳の時からピアノを習っていたので、音楽はなんとかなりましたが、美術や技術家庭なんか何をどう指導したら良いかサッパリ分かりませんでした。まして当時は『男子は技実』『女子は家庭科』と決まっていたので、家庭科なんかまるでチンプンカンプンでした。

 

塾で先生達を集めて『実技科目の指導法』を教えてくれましたが、それでも家庭科はよく分からなくてかなり一生懸命勉強しました。

 

ついに禁断の技を!

 

家庭科でスカートの縫い方をやるのですが、どうしても『ベルト芯の付け方』がよく分かりませんでした。もう夕方には授業しなければならないのにかなり焦りました(・・;)

 

そこにたまたまあるお母様が『入塾の申込』にいらっしゃいました。そこで禁断の手を使いました・・・

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”私”] すみません、ベルト芯の付け方って分かりますか?[/speech_bubble]

 

するとお母さんが自分のスカートを使って、懇切丁寧に教えてくださいました。入塾の申し込みなんかそっちのけで、1時間近く教えて頂きました。
※結局入塾のご説明は2~3分で終了(笑)

 

おかげでその日の授業はバッチリ上手く行きました。生徒の女の子達は・・

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”girl.jpg” name=”女子生徒達”] 瀬下先生の家庭科の授業すごく分かりやすかった![/speech_bubble]

 

と大変好評でした(*^-^)v

 

それが今でも役に立っています!

 

あの時に実技科目をちゃんと勉強しておいたので、今でも生徒の皆さんに

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”jukucho.jpg” name=”塾長”] 実技科目でも分からないのがあったら教えてあげるよ♪[/speech_bubble]

 

って言ってあげられます。

 

授業で役に立つだけでなく、美術館などに行っても『この絵は**が描いた作品で、こういうとろが独特なんだね』なんて言いながら深く作品を味わうことが出来ます。

 

デジカメで写真を撮る時でも『構図』『色相環』などを意識しながら撮影することができます。勉強したことって無駄にならないのです。だから・・・

 

分かるって楽しいんです!

 

って生徒の皆さんに自信を持ってお伝えできます。

 

それでは今日はこの辺で! また来週お会いしましょう!

【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。