2024年神奈川県公立高校入試制度が変わる

現在の中学2年生の中学2年生から神奈川県公立高校入試制度が変わります。

 

大きく変わるポイントは3つあります。

 

  1. 全員が受ける面接は廃止
  2. 主体的に取り組む態度の活用
  3. 定通分割選抜の実施時期を変更、定通分割選抜の二次募集は実施しない 

 

 

全員が受ける面接は廃止

 

ここで注意点があります。『全ての高校で面接試験が廃止されるわけではない』ということです。

 

高校によって特色検査の中に面接試験を入れるところもあると言うことです。

 

自分の志望校はどうなのかCHECKが必要です。

 

入試の得点計算が変わります。

 

現行では

内申点135点満点÷1.35=A(100点満点)

入試得点500点満点÷5=B(100点満点)

面接試験100点満点=C

 

【4・4・2型】

A÷100×4 + B÷100×4 + C÷100×2 =100点満点 で点数の高い順に合否

 

【3・5・2型】

A÷100×3 + B÷100×5  + C÷100×2 =100点満点 で点数の高い順に合否

 

など高校によって内申点・入試得点の割合が3以上の数値で決めることがで出来ていました。

 

しかーし!

 

新制度では

 

面接点が無くなるので、次のような計算になります。

 

調査書の評定(A)=2年生9科計+3年生9科計×2=135点満点

学力検査の得点(B)=5教科×100点=500点満点

A×100÷135=a  (100点満点)
B×100÷500=b (100点満点)

 

 ( a×f  ) + ( b×g )=S1(1000点満点)    

f・gは2以上の整数 f+g-=10 とする

S1の点数の高い順に上位90%までが一次選考合格     

なお入試得点は2教科の範囲で2倍まで重点化することができます
※その場合満点が変わる

となります。

 

fとgは2~8までの割合で各学校で決めることができるので、今まで以上に内申重視・入試重視の高校が増えることが予想されます。

 

 

更に2次選考ではこれに

調査書の第3学年の観点別評価のうち「主体的に学習取り組む態度」を以下のように点数化します。
A=3点、B=2点、C=1点
これを(C)として9教科合計します。
(C)=9教科×3点=27点満点
C×100÷27=c(100点満点)

このc点(100点満点)を計算に組み入れて

 

S2=(b×g)+(c×h)=1,000点満点

 

で点数の高い順10%が合格となります。

 

つまり二次選考で内申書の点数は計算されず主体的に学習に取り組む態度が活用され、入試得点と主体的に学習に取り組む態度だけで合否が決まるということです。。

 

 

定通分割選抜の実施時期を変更、定通分割選抜の二次募集は実施しない

 

従来、定通分割選抜は共通選抜二次募集と出願・志願変更が同日程でしたが、これが別日程になるようです。

また、定通分割選抜の二次募集は志願者が極めて少ない上,共通選抜から分割選抜の二次募集まで入試期間が長期に及ぶことから、廃止されることになりました。

 

※尚特色検査のある高校の計算方式は直接お問い合わせください。

 

参照:
2024(令和6)年度から神奈川県公立高入試が変わります[高校受験エクスプレスさんHPより]

神奈川県教育委員会 「神奈川県公立高等学校 入学者選抜制度改善方針」

 

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。