KOSHIN学院では、ただ「教える」のではなく、「共に学ぶ」ことを大切にしています。私自身、塾長として日々心がけていることのひとつに、「問題を解く姿を生徒に見せる」という実践があります。これは特別な技術でも、難しい準備が必要なことでもありません。ただ、生徒の目の前で、実際に問題を解いてみせる。それだけです。
しかし、この「それだけ」が持つ教育的な力は、想像以上に大きいのです。
問題を解く「過程」を見せることの意味
多くの生徒は、解答だけを見て「なるほど」と思ったつもりになってしまいます。けれど、実際に自分で解こうとすると、どこから手をつけていいのか分からない。そんな経験をしたことがある生徒は少なくないでしょう。
だからこそ、私は「考える過程」を見せることにこだわります。問題文を読みながら、どこに注目するか。どんな情報が使えそうか。どの公式が当てはまりそうか。迷ったときはどう整理するか。そういった思考の流れを、言葉にしながら、手を動かしながら、生徒の前で実演するのです。
すると、生徒たちは自然とその「思考の型」を吸収していきます。まるで職人の技を見て学ぶ弟子のように、私の手の動きや言葉の選び方、ノートの使い方まで真似をし始めるのです。
「分からない」から始まる学び
ときには、私自身もすぐに答えが出せない問題に出会います。そんなときこそ、教育のチャンスです。「分からない」ときにどうするか。どこから手をつけるか。どんな情報を整理するか。そういった「迷いながら考える姿」を見せることで、生徒は「分からないことは恥ではない」「考えることが大切なのだ」と自然に学びます。
この姿勢は、単なる学力向上だけでなく、人生における問題解決力にもつながります。答えがすぐに見つからないときに、焦らず、丁寧に、粘り強く考える力。それこそが、KOSHIN学院が育てたい「生きる力」なのです。
教師が「学ぶ姿」を見せるということ
教育とは、知識を一方的に伝えることではありません。教師自身が学び続ける姿を見せることで、生徒は「学ぶことは楽しい」「学びは一生続くものだ」と感じるようになります。
私が問題を解く姿を見せるのは、単に解法を教えるためではありません。私自身が「学ぶ人」であることを示すためでもあります。生徒と共に悩み、考え、時には間違えながらも前に進む。その姿勢こそが、教育の本質だと私は信じています。
真似から始まる成長
最近では、生徒たちが私の解き方を真似しながら、自分なりの工夫を加えていく姿をよく見かけます。ノートの取り方、図の描き方、考え方の順序。最初は模倣でも、やがてそれが自分のスタイルになっていく。これはまさに、学びの成長過程です。
「真似ることは学びの第一歩」。これは古くから言われていることですが、今も変わらず真理だと思います。そして、真似る対象が「生きた思考」であるならば、その学びはより深く、より実践的なものになるのです。
KOSHIN学院では、これからも「考える過程」を大切にし、生徒と共に学び続ける教育を実践していきます。問題を解く姿を見せること。それは、教師としての覚悟であり、生徒への最大のメッセージでもあるのです。
先生はどうやって問題を解くのかを見せることは必ず生徒の役に立つ
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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