KOSHIN学院の指導理念の根幹にある言葉があります。
人は『指示する人』じゃなくて
『自分を見てくれようとする人』に応えようとする
この言葉は、私が長年教育の現場に立ち続ける中で、何度も何度も実感してきた“生徒指導の鉄則”です。
「指示する人」は、言葉で命令を出します。「こうしなさい」「あれをやりなさい」と、行動を促す。でも、それだけでは人は動きません。特に、思春期の子どもたちは、言葉の裏にある“心”を敏感に感じ取ります。表面的な命令よりも、「この先生は自分のことを見てくれている」「気にかけてくれている」と感じたとき、彼らの心は動きます。
【動画】生徒は見てくれていると安心する
「見てくれている」と感じる瞬間
生徒が「見てくれている」と感じる瞬間は、意外と些細な場面にあります。
・授業中、ふと目が合ったときに微笑んでくれた
・提出物に丁寧なコメントが添えられていた
・体調が悪そうなときに「大丈夫?」と声をかけてくれた
・悩んでいる様子に気づいて、そっと話しかけてくれた
こうした小さな行動の積み重ねが、「この先生は自分を見てくれている」という信頼につながります。そしてその信頼が、「この先生のために頑張ろう」「期待に応えたい」という前向きな気持ちを生み出すのです。
指導とは「心を耕す」こと
KOSHIN学院の名前の由来でもある「耕心(こうしん)」という言葉には、「心を耕す」という意味が込められています。教育とは、知識を植え付けることではなく、生徒たちの心に光を当て、温かく耕し、芽が出るのを待つ営みです。
そのためには、まず教師自身が生徒の心に寄り添い、見つめ、理解しようとする姿勢が必要です。生徒の表情、言葉、沈黙、行動の背景にある“心の声”を聴こうとすること。それが「見てくれようとする人」になる第一歩です。
「見てくれている」からこそ、変わる
過去に、ある生徒が授業中にまったく集中できず、提出物も遅れがちでした。注意しても反発するばかり。けれど、ある日、彼が描いた落書きに目を留め、「絵が上手だね」と声をかけたことがきっかけで、少しずつ態度が変わっていきました。
その一言は、彼にとって「自分を見てくれている」と感じる瞬間だったのでしょう。そこから彼は、授業にも少しずつ前向きになり、提出物も出すようになりました。指示ではなく、関心と共感が彼の心を動かしたのです。
教師は「見守る人」でありたい
教育の現場では、どうしても「指導」「管理」「評価」といった言葉が先行しがちです。でも、KOSHIN学院では、教師は「見守る人」でありたいと願っています。生徒の可能性を信じ、焦らず、諦めず、見続ける。そうすることで、生徒自身が「応えたい」と思える関係が築かれていきます。
「見てくれている」と感じることは、子どもたちにとって安心であり、希望です。そしてその安心が、挑戦する勇気や、失敗から立ち上がる力につながります。
塾長より
教育とは、心と心の対話です。命令ではなく、まなざし。管理ではなく、共感。KOSHIN学院は、これからも「見ていてくれる人」であり続けることを大切にしながら、生徒一人ひとりの心を耕していきます。
人は『指示する人』じゃなくて
『自分を見てくれようとする人』に応えようとする
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】
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