受験前に大事なのは「サポーター」

〜親は“監督”ではなく、子どもの“応援団長”〜

受験が近づくと、どうしても家庭の空気が張りつめてきます。

「もっと勉強しなさい」
「なんでこんな問題もできないの」
「このままで大丈夫なのか」



そんな言葉が、つい口から出てしまう。
親としては当然の心配であり、愛情の裏返しでもあります。


しかし、ここで一つ大切な視点があります。
それは 「親は監督ではなく、サポーターであるべきだ」 ということです。

■「監督」と「サポーター」は立場が正反対

多くの大人は「親である自分が子どもを導かなければならない」と考えます。
もちろん、人生の大きな方向性を示すのは親の役割です。
しかし、受験勉強という“技術”に関してはどうでしょうか。

ピアノ、サッカー、そろばん、テニス、スキー、ゴルフ…。
これらを習うとき、親が監督を務めるでしょうか。
ほとんどの家庭では、専門の先生やコーチに任せます。

なぜか。
素人が教えるより、プロに教わった方が圧倒的に成長が早いからです。



テニスやスキーには「レッスンプロ」がいます。
彼らは



一方で、素人が教えるとどうなるか。
自分の成功体験をそのまま押し付けてしまい、


「もっとこうしろ」「あれも違う」「それもダメ」


と、指摘が増えすぎてしまう。
結果、子どもは混乱し、伸び悩みます。

勉強もまったく同じ構造です。

■「一流プレイヤー=一流コーチ」ではない

たとえ親が

「自分は受験で成功した」
「勉強は得意だった」



と思っていても、それがそのまま指導力につながるわけではありません。



スポーツの世界でも、
名選手が名監督になるとは限りません。
むしろ、名選手ほど「できてしまう」ため、
できない人の気持ちが分からないことも多いのです。

勉強も同じ。
子どもがつまずく理由は、

「やる気がない」
「集中力がない」



といった単純な話ではありません





こうした“心の問題”が絡んでいることがほとんどです。

だからこそ、親が「監督」になろうとすると、
子どもは追い詰められ、親も疲れ果ててしまうのです。

■親がもっとも得意なのは「応援団」

では、親は何をすればいいのか。
答えはとてもシンプルです。



これこそが、親がもっとも得意とする役割です。



サッカーの試合で、
スタンドから子どもに向かって

「もっと走れ!」「なんで外すんだ!」

と怒鳴る親がいたら、子どもはどう感じるでしょうか。


逆に、

「大丈夫、君ならできる」
「最後まで応援してるよ」


と声をかけられたら、どれほど心強いでしょうか。


受験も同じです。


親が「監督」になると、
子どもは“評価される存在”になります。



親が「サポーター」になると、
子どもは“応援される存在”になります。

この違いは、受験期のメンタルに決定的な差を生みます。


■受験前に親ができる最高のサポート

受験直前の子どもに必要なのは、
新しい知識でも、厳しい指示でもありません。


必要なのは、

安心できる居場所
信じてくれる大人の存在
「あなたはあなたのままで大丈夫」というメッセー


です。


親がサポーターに徹すると、
子どもは自分の力を最大限に発揮できます。

逆に、親が監督になってしまうと、
子どもは本来の力を出せなくなります。

受験は、子どもが自分の力で乗り越えるもの。
親は、その背中をそっと支える存在であれば十分です。


■塾長からメッセージ

受験は、親にとっても子どもにとっても大きな挑戦です。
しかし、親が「サポーター」に徹したとき、
子どもは驚くほど強く、
しなやかに成長します。

親は監督ではない。
親は、子どもの人生で最強の応援団長である。



そのことを胸に、受験期を一緒に乗り越えていきましょう。



今日のポイント!

親は監督ではない。
親は、子どもの人生で最強の応援団長である。



それでは今日はこの辺で! また次回♪


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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。