今日は少し真面目なお話です。「試験の点数が悪かったからといって叱ることはしない。でも、試験の準備をしていなかったら、それは叱る。」という言葉の本当の意味について、一緒に考えてみましょう。
まず、「点数」はあくまで結果です。準備しても思い通りに点数が取れないこともあります。それに対して叱ることはありません。問題なのは、そもそも「準備をしなかった」という姿勢です。
【動画】試験の点数が悪くても叱らないけど
たとえば、次のようなケースを考えてみましょう。
◆事例1:部活では頑張るのに…?
ある男子生徒、小泉くんはサッカー部のキャプテン。毎日の練習には真剣に取り組み、仲間を引っ張っていました。ところが、定期試験では英語の点数が30点。先生に「どうした?」と聞かれて、「部活が忙しくて勉強してません」と答えました。
このとき先生が叱ったのは、「30点」ではなく、「勉強しなかった」という選択です。部活に一生懸命なのは素晴らしいけれど、「時間がない」を理由に準備を怠ると、その後の自分が困るんです。忙しい中で工夫して時間を作る力も、人生ではとても大切です。
◆事例2:努力が結果に繋がらなかった女子生徒
高市さんは、数学が苦手。でも、試験前に毎日30分ずつ問題集を解いて、先生に質問にも行っていました。結果は55点。でもそのとき先生は、「よく頑張ったね!」と声をかけました。
彼女は「点数」ではなく、「準備」と「努力」で評価されたのです。そしてこの経験が、次の試験へのモチベーションに繋がりました。次のテストでは65点。小さな一歩が、確実な前進になったのです。
◆事例3:「やらなきゃ」と思っているだけではダメ
石破くんはいつも「勉強しなきゃとは思ってます」と言います。でも実際には、机に向かうこともなく、直前に一夜漬け。それで40点を取って「まあ、こんなもんです」と笑っていました。
こういうとき、先生や親はつい叱ってしまうかもしれません。でもその叱りの裏には、「本気を出せばもっとできるのに」という期待があること、気づいてほしいのです。行動に移す勇気、それが“準備”の第一歩です。
このように、点数の「良し悪し」は大事ですが、もっと大切なのは、どうやってその結果にたどり着いたかです。準備を通して得られる達成感、自信、失敗からの学びは、これからの人生でもきっとあなたを支えてくれます。
努力することに無駄なんてありません。大人になったとき、「あのときちゃんと準備してよかった」と思える日が来ると信じていますよ。
塾に来ているのに、試験の準備をしないなんて!
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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