不登校になる中学生の気持ちについて

不登校になる中学生の心の内は一人ひとり違いますが、以下のような10の気持ちのパターンが考えられます。それぞれの声に耳を傾けるようなつもりでまとめてみました。

🌧1. 「学校に行くのが怖い」

クラスメートとの人間関係や、いじめのような具体的な恐怖があると、心と身体が「登校」に強く拒否反応を示すことがあります。

😞 2. 「自分には価値がない気がする」

成績や周囲との比較で自己肯定感が下がり、「学校にいる意味」を見失ってしまうケースです。


🌀 3. 「朝になると具合が悪くなる」

心の不調が身体にも表れ、登校前になると腹痛・吐き気・頭痛などが現れます。本人にも原因がわからないことが多いです。

🧊 4. 「誰にも本当の気持ちを言えない」

親や先生に心配かけたくない、あるいは話してもわかってもらえないという思いから、気持ちを閉じ込めがちになります。

📉 5. 「努力しても報われない」

勉強や部活で頑張っても認められなかったり、成果が出ないことへの無力感や挫折感から、やる気を失ってしまうことがあります。

📚 6. 「勉強についていけない」

学習面でのつまずきが続き、「自分は他の子とは違う」と感じることで教室が居場所でなくなっていきます。

🎭 7. 「“いい子”を演じるのに疲れた」

周囲の期待に応え続け、「本当の自分」でいられなくなることで、心がすり減ってしまいます。

🎈 8. 「学校以外の世界を知ってしまった」

インターネットや趣味の世界で充実感を得ることで、「学校での生活」が色あせて感じられるようになることがあります。

🕯 9. 「なんとなく、行きたくないだけ」

明確な理由があるわけではなく、漠然と「行きたくない」「意味が感じられない」という感覚に支配されることもあります。

🧩 10. 「誰かに気づいてほしい」

本当は助けてほしい、でも助けてと言えない…。不登校そのものが「無言のSOS」であることも少なくありません。


もちろんこれだけではありませんし、それぞれが複雑に重なっていることもあります。


これらの気持ちに対してどのように対応すればいいか?

🌧 1. 「学校に行くのが怖い」

対応例: 無理に登校を促さず、まず「怖い」と感じる背景を丁寧に聴く姿勢を持つ。「何がそうさせているのか」を本人のペースで言語化できるよう支援する。

😞 2. 「自分には価値がない気がする」

対応例: 勉強や成績ではなく、その子自身の存在や行動に対して「ありがとう」「嬉しい」と具体的に言葉をかける。小さな「承認体験」を積ませることが大切です。

🌀 3. 「朝になると具合が悪くなる」

対応例: 身体症状を単なるサボりとせず、「心が助けを求めてるサインかもね」と捉える。医療や専門機関との連携も視野に入れ、安心できる環境づくりを優先する。

🧊 4. 「誰にも本当の気持ちを言えない」

対応例: 無理に話させようとせず、「いつでも聞くよ」「一緒に黙っていても大丈夫」という“安心の沈黙”を許す姿勢を持つ。

📉 5. 「努力しても報われない」

対応例: 結果にフォーカスせず、「君が続けてきたこと」「そこに込められた思い」に注目し、それを認めてあげる。失敗や停滞を成長の一部として肯定する。

📚 6. 「勉強についていけない」

対応例: 今の学力ではなく「つまずいたポイント」に着目し、本人と一緒に“どこまでならわかるか”を探る。再スタートのハードルを下げることが鍵です。

🎭 7. 「“いい子”を演じるのに疲れた」

対応例: 「先生は、無理にがんばらなくてもいいと思ってるよ」と伝え、“その子らしさ”を尊重する発言や振る舞いを増やす。

🎈 8. 「学校以外の世界を知ってしまった」

対応例: 興味のある世界や趣味を「逃避」と捉えず、「好きなことから広がる学び」を一緒に考えてみる。好奇心を肯定的に活かす視点を提供する。

🕯 9. 「なんとなく、行きたくないだけ」

対応例: 理由を無理に探らず、「“なんとなく”にもちゃんと意味があるんだね」と共感的に受けとめる。本人が言葉にできる日を待つ余裕が大切です。

🧩 10. 「誰かに気づいてほしい」

対応例: 行動の裏にある「気づいて」というメッセージを察し、「どうしてるかなと気になってたよ」と声をかけ、存在に目を向ける姿勢を伝える。


今日のポイント!

それぞれの子の背景や気持ちを“決めつけない”ことが基本



それでは今日はこの辺で! また明日♪


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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。