「そっかぁ、なるほど」から始まる対話の力

私はKOSHIN学院の塾長として、日々中学生たちと向き合っています。彼らとの対話の中で、特に気をつけていることがあります。それは、生徒の言葉に対していきなり「でも」「だって」と返さないこと。まずは「そっかぁ!」「なるほど!」と、相手の考えをそのまま受け止めるように心がけています。

なぜそんなことを意識しているのか?それは、中学生という年齢が、自己肯定感を育み始めるとても大切な時期だからです。

【動画】まず相手を認めることの大切さ!



否定される言葉が心に与える影響

「でも」「だって」といった言葉は、一見些細な切り返しのように見えます。しかし言われた側にとっては、自分の考えを否定されたように感じてしまうことがあります。とくに真剣に話そうとしているときほど、その一言で心を閉ざしてしまうこともあるのです。

中学生は、大人になりかけの年頃。思考力も感受性も大きく育ってきています。だからこそ、彼らの考えをまっすぐに受け止めてあげることが、とても大切だと感じています。


「認める」ことで広がる対話の可能性

「なるほど!そんな考え方もあるんだね」「そっかぁ、そう思ったんだね」——そんな風に相手の言葉をまず認めることで、生徒たちは安心して自分の考えを話せるようになります。

そしてその後、「先生はこう思うけど、どうかな?」「ちょっと違う角度からも見てみる?」と、別の視点をやさしく提示することで、対話はもっと深く、豊かなものになります。

認める→広げる→深める。このサイクルが、思考力と自己表現力の土壌になっていくのです。


教えるより、育てるという意識

塾という場所は、勉強を教えるだけではなく、人間性を育む場でもあると思っています。


もちろん、時には厳しく接しなければならない場面もあります。でも、それ以上に大切なのは、「君の考えには価値があるよ」と伝えること。その積み重ねが、生徒たちの自己肯定感と学ぶ意欲につながります。

「でも」「だって」の代わりに、「そっかぁ」「そういう考えもあるんだね」と言えるように。そうした小さな言葉の選び方こそ、教育においての大切な営みだと、日々感じています。

生徒の考えに耳を傾け、まずは認めること。それは塾教師としての技術でもあり、信頼関係を築くための第一歩でもあります。

言葉は、目には見えないけれど、心には深く届くもの。だからこそ、私はこれからも「そっかぁ!なるほど!」という言葉を大切にして、子どもたちと向き合っていきたいと思います。


今日のポイント!

まず子どもの気持ちを最後まで聞いてあげることが重要!



それでは今日はこの辺で! また明日♪


【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。