「学校って、楽しくなきゃ意味ない。」
よく耳にする言葉ですが、子どもにとっては、時にその言葉がプレッシャーになります。もし学校が楽しく感じられない日は、「自分がダメなんだ」と思ってしまうかもしれません。
でも実際、学校という場所は“楽しい”だけで成り立っているわけではありません。
・苦手な人とも関わらなくてはならない日もあります。
・授業が難しくて、ついていけなくて、しんどいと感じる日もあります。
・理不尽だな、と思う場面にも出会います。
こうした経験は、決して子どもを傷つけるためのものではなく、「乗り越える練習」をするための大切な機会です。人間関係の摩擦、課題への挑戦、感情の揺れ——それらすべては、子どもたちがこれから歩む人生の礎になります。
もちろん、我慢を強いることが目的ではありません。子どもが苦しんでいる時には、その限界に耳を傾けることが大人の役目です。「頑張れ」だけで済ませてはいけません。でも、「楽しくなきゃ意味ない」と決めつけてしまうと、子どもは“楽しくない自分”を否定されたように感じてしまうのです。
大人でさえ、職場や家庭で“楽しくない日”があります。それと同じように、子どもにも“学校が楽しくない日”があって当然です。そのことを、ぜひ保護者の皆様からお子さんに伝えていただきたいのです。
「今日はしんどかったね。」
「苦手な子が近くにいたんだね。」
「嫌な気持ちになったんだね。」
そう声をかけられた子どもは、「そんな自分でも受け止めてもらえるんだ」と感じられます。それが、心の回復力を育てる第一歩です。
私たちKOSHIN学院では、楽しい授業づくりを大切にしながらも、同時に“しんどい気持ち”や“葛藤”に向き合える力も養っていきたいと考えています。学校は社会の縮図です。小さな違和感や困難と向き合いながら、自分の心を守る術を身につけていく場所なのです。
だからこそ、保護者の皆様にはぜひ「楽しくない日があってもいい」ということを、家庭の中でも肯定していただきたいのです。それが、子どもたちにとって「自分はこのままで大丈夫だ」と感じられる支えになります。
私たち大人が、“楽しい”だけではない学校を正しく理解し、子どもと共に歩んでいくこと。それこそが、教育の本質だと信じています。
学校は社会の縮図
それでは今日はこの辺で! また明日♪
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