質問力が生む「夏の実力差」──40日間の演習が映し出すもの

夏休みは、学力を伸ばす絶好のチャンスです。学校の授業が止まり、時間の使い方が自由になるこの期間に、どれだけの演習量をこなすかが、秋以降の成績に直結します。しかし、演習量だけでは語れない「差」があります。それが「質問力」です。

KOSHIN学院では、毎年この時期になると、生徒たちの質問の質と頻度に大きな違いが現れます。そしてその違いが、40日後には目に見える「実力差」として表れてくるのです。

上位層の質問は「深さ」が違う

上位層の生徒たちは、ただ問題を解くだけでは終わりません。




生徒

この答えではダメですか?

女子生徒

ここがなぜこうなるか分かりません



こうした質問は、単なる正解・不正解を超えて、「理解の本質」に迫ろうとする姿勢の表れです。彼らは、自分の考えを言語化し、納得できるまで思考を深めようとします。これは、学力だけでなく、将来の思考力や表現力にもつながる大切な力です。

平均層は「わからない」で止まる

一方、平均的な層の生徒は、演習中にこう言います。

生徒

この問題わかりません


もちろん、わからないことを伝えるのは大切です。しかし、ここで止まってしまうと、学びは浅くなります。「どこがわからないのか」「どう考えたのか」を言葉にすることで、初めて教師との対話が生まれ、理解が深まるのです。

質問力とは、単に質問することではなく、「自分の思考を整理し、相手に伝える力」なのです。

質問しない層は「思考停止」に陥る

最も心配なのは、演習中に「質問はありません」と言ってしまう層です。彼らは、赤ペンで答えを書いて終わり。間違っていても、なぜ間違えたのかを考えず、ただ「終わったこと」にしてしまいます。


この状態が40日続けば、当然ながら実力差は広がります。演習量が同じでも、思考の深さが違えば、結果はまったく異なるのです。

質問力は「学びの姿勢」を映す鏡

質問力は、学力の差を生むだけでなく、学びに対する姿勢そのものを映し出します。


これらは、受験だけでなく、社会に出てからも必要な力です。だからこそ、KOSHIN学院では「質問すること」を大切にしています。質問は、恥ずかしいことではありません。むしろ、質問できることこそが「学びの証」なのです。

保護者の皆様へ

お子様が「質問しないタイプ」であっても、心配する必要はありません。質問力は、育てることができます。まずは、家庭で「どうしてそう思ったの?」「どこが難しかった?」と問いかけてみてください。答えを教えるのではなく、考えを引き出すことが大切です。

KOSHIN学院でも、質問しやすい雰囲気づくりを徹底しています。どんな小さな疑問でも、教師が丁寧に受け止め、共に考える時間を大切にしています。

最後に──40日間の「差」は未来の「差」

夏休みの40日間は、ただの演習期間ではありません。質問力という「思考の筋肉」を鍛える期間です。この力が、秋以降の成績、そしてその先の人生を左右します。

だからこそ、私たちはこの期間を真剣に、そして丁寧に過ごしていきます。「質問する力」が、未来を切り拓く力になると信じて。


しかーし!


 『分からなかったら聞きにおいで!』というだけでは、生徒は質問に来てくれないということを付け加えておきます。ここがKOSHIN学院の『腕の見せ所』です。


今日のポイント!

良い質問を出来るようになると、必ず成績はあがる!



それでは今日はこの辺で!
 (今日はブログお休みの日ですが、どうしても一刻も早く訴えたかったので)



【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。