KOSHIN学院では、問題を解いたときの達成度を色で表すユニークなルールがあります。
- 1回で正解できたら赤いペンでまる
- 2回目で正解できたら緑のペンでまる
- 3回目以降で正解できたら青のペンでまる
このルールは、単なる色分けではありません。生徒一人ひとりの「理解の深さ」や「粘り強さ」、そして「学びへの姿勢」が見えてくる、大切な指標なのです。
「緑や青でいっぱい」──それは本当に理解できたということ?
日々の授業の中で、緑や青のまるがノートに並ぶ生徒を見かけます。彼らは一度間違えた問題に再挑戦し、ようやく正解にたどり着いた証です。努力の跡が見える、素晴らしいことです。
しかし、ここで私はこう声をかけます。

もう一回、やってみようか?
するとどうでしょう。先ほど正解したはずの問題が、また解けなくなってしまう生徒が続出します。



え?さっきはできたのに…



なんでまた間違えちゃったんだろう…
そんな戸惑いの声が教室に響きます。
「できたつもり」と「本当にできる」の違い
この瞬間こそが、学びの本質に触れる場面です。
一度正解したからといって、それが「定着した」とは限りません。
「たまたま思い出せた」だけかもしれないし、「先生のヒントがあったから」かもしれない。
つまり、“できたつもり”になっているだけなのです。
本当に理解できているかどうかは、時間を置いて、何度も繰り返してみて初めてわかります。
だからこそ、私は「もう一回やってみよう」と声をかけるのです。
「はい!」と素直に取り組む生徒は、必ず伸びる
この再挑戦の場面で、素直に「はい!」と答えてくれる生徒がいます。
彼らは、間違えることを恐れません。
できなかったことを受け入れ、もう一度向き合う勇気を持っています。
そんな生徒は、間違いなく成績が伸びていきます。
なぜなら、“学びの姿勢”が整っているからです。
勉強とは、知識を詰め込むことではありません。
「わかったつもり」を「本当にわかった」に変えていく、地道な作業の積み重ねです。
その過程を楽しめるようになったとき、学びは一気に深まります。
「一度解いて終わり」では、勉強したとは言えない
KOSHIN学院では、赤・緑・青のまるを通じて、生徒の「理解の段階」を見える化しています。
しかし、それ以上に大切なのは、その色の意味を生徒自身が理解することです。
- 赤は「すぐにできた」ことの証。
- 緑は「少し時間がかかったけれど、できた」ことの証。
- 青は「何度も挑戦して、ようやくできた」ことの証。
そして、青のまるがついた問題こそ、もう一度やってみる価値があるのです。
「一度解いて終わり」では、勉強したとは言えません。
「何度も解いて、ようやく自分のものになった」──その瞬間こそが、本当の学びです。
学びとは、心を耕すこと
KOSHIN学院の名前に込めた「耕心(こうしん)」という言葉。
それは、知識だけでなく、心を耕す教育を目指すという想いです。
間違えることを恐れず、素直に学び直す姿勢。
それを育てることこそが、教育の本質だと私は信じています。
今日もまた、青いまるが並ぶノートを見ながら、私はこう声をかけます。



もう一回、やってみようか♪
その一言が、生徒の心を耕すきっかけになることを願って──。
ちょっとした工夫で、勉強は楽しくなる!
それでは今日はこの辺で! また来週♪
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