「この生徒は、どうしてこんなに成績が良いのだろう?」
長年教育に携わっていると、ふとそんな疑問を抱く瞬間があります。もちろん、努力していることは間違いありません。しかし、ただ「頑張っている」だけでは説明がつかないほど、深い理解と安定した成果を出す生徒がいます。
彼らをじっと観察していると、ある共通点が見えてきます。
それは――「納得するまで考えている」ということです。
「わかったつもり」で終わらせない
授業中、先生の説明を聞いて「なるほど」と思う瞬間は誰にでもあります。しかし、そこで満足してしまうと、理解は表面的なままです。成績が伸び悩む生徒の多くは、この「わかったつもり」の段階で止まってしまっています。
一方、成績が良い生徒は違います。彼らは「本当にわかったのか?」と自分に問いかけ、納得するまで考え続けます。説明を聞いたあと、頭の中で何度も反芻し、自分の言葉で説明できるかどうかを試します。時には、先生に「もう一度説明してもらえますか?」と尋ねることもあります。
この「納得するまで考える」姿勢こそが、深い理解を生み、学びを定着させる鍵なのです。
考える時間が学びを育てる
KOSHIN学院では、「考える時間」をとても大切にしています。授業の中で、あえて“間”をつくる。説明のあとに沈黙の時間を設け、生徒が自分の頭で考える余白を与える。問いかけのあと、すぐに答えを言わず、生徒が試行錯誤する時間を確保する。
この“間”があることで、生徒は自分の中に知識を落とし込み、納得するまで考えることができます。まるで、種をまいたあとに静かに水を与え、根が張るのを待つような時間です。
情報を次々に与えるだけでは、学びは定着しません。むしろ、考える時間が奪われることで、せっかくの理解が浅くなってしまうのです。
成績が良い生徒は「問い」を持っている
もう一つ、成績が良い生徒に共通するのは、「問いを持っている」ということです。
「どうしてこうなるのか?」
「この考え方は他の問題にも使えるのか?」
「もし違う条件だったらどうなるのか?」
こうした問いを持つことで、学びは単なる暗記ではなく、探究へと変わります。そして、問いに対する答えを自分で導き出すために、彼らは考え続けるのです。納得するまで、何度でも。
この姿勢は、まさにKOSHIN学院が大切にしている“耕心”の実践です。心を耕すとは、ただ知識を詰め込むのではなく、自分の中で育てること。問いを持ち、考え、納得し、理解を深める。そのプロセスこそが、学びの本質なのです。
教える側の責任 〜考える余白を与える〜
教える側としても、「説明しすぎない勇気」が必要です。つい、丁寧に説明しようとすると、情報を詰め込みすぎてしまいます。しかし、それでは生徒が自分で考える余地がなくなってしまいます。
KOSHIN学院では、「説明→問いかけ→考える→共有」という流れを大切にしています。説明はあくまで“きっかけ”。その後、生徒が自分の頭で考え、仲間と意見を交わし、納得するまで試行錯誤する。そのプロセスを見守り、必要なときにだけ手を差し伸べる。
このような“余白のある授業”が、生徒の思考力を育て、結果として成績にもつながっていくのです。
「納得するまで考える」ことが、心を育てる
成績が良い生徒は、ただ頭が良いわけではありません。彼らは、「わかったつもり」で終わらせず、「本当にわかる」まで考え続ける力を持っています。そしてその力は、日々の授業の中で育まれていくものです。
KOSHIN学院では、これからも「考える時間」を大切にし、生徒が納得するまで考えられる環境を整えていきます。それは、知識の定着だけでなく、心の成長にもつながるからです。
「この生徒は、どうしてこんなに成績が良いのだろう?」
その答えは、きっとこうです。
――「納得するまで考えているから」――
成績の良い生徒は、納得するまで考えている!
それでは今日はこの辺で!
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