「試験に出るよ」を手放した日──生徒が自ら学び始める瞬間

KOSHIN学院を立ち上げてから三十余年。私自身、教育者としての姿勢は少しずつ変化し続けてきました。その中でも特に大きな転換点となったのが、「ここ試験によく出るから、しっかり勉強しておくように」という言葉を手放したことです。

かつての私は、良かれと思って頻繁にこの言葉を使っていました。生徒にとって必要な情報を伝え、効率よく点数につなげてほしいという願いからでした。しかし、いざ試験本番になると、驚くほど正解率が低い。あれほど「出る」と言ったのに、なぜできないのか。指導者としての自分に問い続ける日々が続きました。

■「出るよ」と言われた瞬間に、学びは受け身になる

ある時、ふと気づいたのです。「試験に出るよ」という言葉は、生徒の思考を止めてしまうのではないかと。


「出ると言われたから覚える」
「言われなかったところはやらなくていい」



この構図が生まれた瞬間、生徒の学びは“自分のもの”ではなくなります。主体性が奪われ、勉強は「やらされるもの」へと変わってしまう。これでは本当の力は育ちません。

そこで私は思い切って、「試験に出る」という言葉を一切使わないことにしました。

■言わなくなった途端、生徒が変わった

驚いたことに、その変化はすぐに現れました。

生徒たちは自分で

生徒

ここは大事そうだ!

女子生徒

この単元はつながりが深い!


と気づき始め、自然と注意深く学ぶようになったのです。
そして試験本番。正解率は目に見えて上がりました。

「言われたからやる」から
「自分で気づいて学ぶ」へ。



この転換が、学力の伸びに直結したのです。

■自発的に学ぶ生徒は、放っておいても伸び続ける

さらに興味深いのは、一度“学び方”を身につけた生徒は、その後も黙々と学び続けるということです。

・誰かに言われなくても、必要なことを自分で探す
・理解できない部分を自分で深掘りする
・学んだことを自分の言葉で整理する



こうした姿勢が自然と身につき、勉強が「生活の一部」になっていくのです。


勉強の仕方を身につけた生徒は本当に強い。
テストの点数だけでなく、人生のあらゆる場面で自分を支える“軸”を手に入れます。

■指導者の役割は「教えること」ではなく「気づかせること」

KOSHIN学院の理念である「耕心──心を耕す教育」は、まさにこの姿勢と重なります。


教師がすべてを与えるのではなく、生徒自身が気づき、考え、選び取る力を育てる。
そのためには、教師が“言いすぎない勇気”を持つことも大切です。

「ここ出るよ」と言わないことは、決して放任ではありません。
むしろ、生徒の主体性を信じ、成長を託すという深い愛情の表れです。

■学び方を身につけた生徒は、未来を切り開く

試験勉強は、人生のほんの一部にすぎません。
しかし、そこで身につけた「自分で学ぶ力」は、一生の財産になります。



・社会に出てからも学び続ける
・新しい環境に適応する
・自分の人生を自分で選び取る



こうした力は、すべて“主体的な学び”から生まれます。

私はこれからも、生徒たちが自ら学び、自ら未来を切り開いていく姿を支え続けたい。
そのために、今日も「耕心」の精神で、生徒一人ひとりの心を丁寧に耕していきます。


今日のポイント!

ここ試験に出るよ! だけでは生徒は勉強しない!



それでは今日はこの辺で! また次回♪


【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】

入塾に関するお問い合わせはこちらからどうぞ

友だち追加

しつこい勧誘は絶対にイタシマセンので、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください♪

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。