「知りたい」「できるようになりたい」──これは人間の本能だと思うんだよね。
この言葉は、私がKOSHIN学院を運営する中で、常に心の奥に灯している信念です。学習塾という場は、単に知識を教える場所ではありません。子どもたちの内側に眠る“本能”に語りかけ、揺り動かし、目を覚まさせる場所でありたい。そう願いながら、日々生徒たちと向き合っています。
■「知りたい」は命の根っこにある
赤ちゃんが初めて言葉を覚えるとき、目を輝かせながら周囲の音や表情を真似します。それは誰かに教えられたからではなく、「知りたい」「伝えたい」という衝動が自然と湧き上がるからです。つまり、学びの原点は“本能”にある。
しかし、成長するにつれて、社会の枠組みや評価の仕組みの中で、その本能は少しずつ覆い隠されていきます。「テストのために勉強する」「怒られないために宿題をする」──そんな義務感が先に立ち、本来の“知的好奇心”が見えづらくなってしまう。
だからこそ、私は問いかけたいのです。「君は、何が知りたい?」「どんなことができるようになりたい?」と。
■「できるようになりたい」は生きる力
人は誰しも、何かを“できるようになりたい”という欲求を持っています。それは、自己肯定感や達成感につながるだけでなく、他者との関わりの中で自分の役割を見つける力にもなります。
KOSHIN学院では、ただ問題の解き方を教えるのではなく、「できるようになるまで、何度でもやってみよう」と伝えます。繰り返しの中で、少しずつ「わかったつもり」から「本当にできる」へと変化していく。その過程こそが、子どもたちの心を耕す時間なのです。
私たちが導きたいのは、正解ではなく“納得”。そして、納得の先にある“自信”です。
■「問いかける指導」とは何か
私は、教えるというより「問いかける」ことを大切にしています。
「この問題、どう思う?」
「もし君が歴史の人物だったら、どう行動する?」
「この実験結果、なぜこうなったと思う?」
問いかけは、答えを与えるのではなく、考えるきっかけを与える行為です。それは、子どもたちの内側にある“本能”に触れる瞬間でもあります。自分の言葉で考え、自分の視点で世界を見る──そんな力を育てたい。
もちろん、すべての子どもがすぐに反応するわけではありません。時には沈黙が続くこともあります。でも、その沈黙の中にも、心の中で何かが動いていると信じています。
■「ほど遠いけど、そこが目標」
この目標は、決して簡単に達成できるものではありません。むしろ、教育の現場にいるほど、その難しさを痛感します。テストの点数、進学実績、保護者の期待──現実の中で、理想を貫くのは容易ではない。
それでも、私は「ほど遠いけど、そこが目標」と言い続けたい。
なぜなら、その“遠さ”こそが、教育の尊さを物語っているからです。すぐに届かないからこそ、日々の一歩一歩が意味を持つ。子どもたちの表情、言葉、つぶやき──そのすべてが、私たちの歩みを照らしてくれる。
■KOSHIN学院が目指すもの
KOSHIN学院の名前には、「心を耕す」という願いが込められています。知識を詰め込むのではなく、心を耕し、芽を育て、花を咲かせる。そんな教育を、私はこの場所で実現したい。
「知りたい」「できるようになりたい」という本能に、そっと語りかけるような指導。それは、子どもたちの未来を信じることから始まります。
今日もまた、問いかけることから始めよう。 そして、遠い目標に向かって、一緒に歩いていこう。
分かるようになりたい! 出来るようになりたい! は人間の本能
それでは今日はこの辺で! また明日♪
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】
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