私も子どもの頃は、毎回「通信簿」(成績票)に「字が汚い」「落ち着きがない」と毎回書かれていました。
高校生になった時に、同級生で「大友君」という人がいたのですが、彼のノートの綺麗さがすごくて、まるで「歩くゴシック体」みたいな字を書くのです。
女の子だとノートが綺麗な人は多いのですが、男子のノートであんなに綺麗なのを見たのは初めてでした。
それ以来「字は下手」でも、綺麗なノートを心がけるようになりました。
字の練習もしたのですが、とうとうあまり上手になれなくて・・・
本格的に塾の先生になったばかりの頃、世の中に「ワープロ」というものが出てきました。
字が下手くそな私でも、これがあれば「保護者の方に手紙を書ける!」と思って買おうと思ったけど、当時で30万円くらいしたんです。
業者さんにお願いして、特別に1万5千円ずつ20回払いで売って頂きました。毎月業者さんが集金に来てくれましてね。(笑)
最近ではそういう業者さんも少なくなりました。私はまだそういう業者を数件抱えていますけどね。
見やすい板書・見やすいノート・見やすいプリント
生徒に教える仕事ですから、黒板の板書が読みやすいのは当然です。
私は字は下手ですが、授業前によく「エアー授業」(生徒がいないところで授業の練習)をして板書の練習をしました。
今日黒板に書く内容を、予め黒板に書いて練習し、途中でなるべく消さなくて済むようにしていました。
そうこうしているうちに、生徒が書いているノートがとても気になりだしたのです。
数学の問題をを解いていても、どこに何が書いてあるか分からないような生徒って多いんですよ。
- そもそも何ページの何番を解いているのかも書いてない。
- 途中式があちらこちらにてんでバラバラに書いてある。
- 狭いスペースに無理矢理詰め込んであって、何がなんだか意味不明。
ノートって、ある程度生徒の脳の中を映し出しているような気がしてきたのです。
実際自分自身のことを振り返っても、理路整然と物事を考えられるようになるまでの私のノートって、そりゃもうひどいものでした。
先生に「お前のは字じゃない! ミミズだ!」ってよく叱られました。
※ミミズに失礼だとも叱られました(・_・、)
あまり成績がよくない生徒が入塾してくると・・・
男子だったら100%。女子でもかなりの確率でノートがグジャグジャ。どこに何が書いてあるか分からない状態の生徒が多いです。
要するに彼らの脳の中がとっちらかっちゃって整理できていないので、ノートも整理されないんでしょう。
女子の場合はノートだけならどんなにすごいだろうと思う子もいますが、そのことは別の項で。
こうした生徒には、まず「ノートの書き方」から徹底的に教え直します。そもそもどこに何が書いてあるか分からないようなノートじゃ、こちらも教えようがありませんから。
ノートの書き方を指導するだけで、数学なら「計算問題」などはどんどんできるようになるんですよ!
脳の中が整理されてくるからなのだと思います。特に小学生だとほぼ全員それだけで計算問題はできるようになります。
もう20年くらい前でしょうか、ある生徒がノートが隙間なく、真っ黒になるほど詰め込んで書いていました。
私が「もっとスペースをあけると見やすいノートになるよ!」と指導したら、その生徒が「ノートがもったいない。ただじゃないんだから」などと屁理屈を返してきましてね。
カチーン☆ときましたよ。そこで売り言葉に買い言葉的に、「それならノートぐらい先生が買ってやるよ!」「だからゴチャゴチャ言ってないで、先生の言った通りにしなさいっ!」って言っちゃったんです。
その勢いで翌日安売りをしている文具店で、100冊くらいノート買ってきて、その生徒の前にドスンと置いてやりました。
※大人げないですよね(笑)
それ以来KOSHIN学院では「真面目に勉強している生徒には」ノートを無料で差し上げています。
※忘れ物ばかりするような生徒には絶対にあげません。
ですから、こちらも思いっきりノートの書き方についてウルサく言えるんです。
いつも買いに行くところだとノートが10冊で270円とかなんです。自分でも経営者としては失格だと思いますけど・・・。
4月は新しい生徒が入ってくる季節です。KOSHIN学院に入るとまっさきにノートをチェックされますよ♪
この前も書いたんですけどね、成績をあげたかったら
当たり前のことを確実にやる!
ほんとうに、これに尽きると思います。ノートを分かりやすく整理して書くなんて、基本中の基本ですもん。
たまに生徒のノート(特に男子の)をお母さん方に見せると、気絶しそうになりますもん(笑)。
綺麗なノートを書いて満足している女の子
男の子の場合は成績がよくない子は、まずノートがぐちゃぐちゃなんですけどね、
女の子だと「ものすごく綺麗なノート」を書いているのに、成績がよくないというケースがあります。
このケースは「ノートを取ることに夢中になって、先生の話を聞いていない」ケースです。
中3でもそういう子多いですからね!
そういう生徒には、とりあえず「授業中」はメモ程度にしておいて、まずしっかり教師の話を聞くように指導しています。
私が一斉授業をしていたら、板書なんて写メで取らせて、自宅でノートに整理して書いてきてもらいますけどね。まぁ、学校では難しいでしょう。
そういう生徒がノートを取り終わるのを待っていると、授業が先に進めませんから(>_<)。
足して2で割ったらちょうど良いのですかどね。(;´д`)トホホ
問題は「塾の先生」がそこまで指導してくれるかどうかってことなんじゃないでしょうか。
せっかく毎日学校に行っているのに、何も理解できていないなんて、もったいないったらありゃしない。
学校の先生も「授業の受け方」とかを指導しないのでしょうか?
まぁ、KOSHIN学院ではそういう「基本的なこと」をしっかりやります。
もう一度繰り返します!
当たり前のことを確実にやる!
成績をあげたかったら、これにつきますよ!
それでは今日はこの辺で。また明日!
【KOSHIN学院は神奈川県平塚市田村にある、一生懸命頑張る生徒をトコトン応援する高校受験専門の学習塾です!】